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米政治オバマ大統領、合衆国史上初めて国内モスクを訪問
任期終盤での遺産作りのひとつか、或いは反イスラム主義のトランプ氏などへの牽制か
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1月30日、米ホワイトハウスは、オバマ大統領が来週、大統領として初めて国内のモスクを訪れると明らかにした。ワシントンで29日撮影(2016年 ロイター/Kevin Lamarque)
米ホワイトハウスは、オバマ大統領が来週、大統領として初めて国内のモスクを訪れると明らかにした。反イスラム発言が相次ぐなか、信教の自由を擁護する姿勢を示す目的。同大統領は、海外ではこれまでにもモスクを訪問している。
ホワイトハウス当局者によると、大統領は3日、ボルティモアのモスクを訪れてイスラム教徒コミュニティの人々と円卓会議を行う。また同当局者は「(大統領は)われわれの中核の価値観に忠実であることの重要性をあらためて述べる。同胞を歓迎し、偏見に対して反対の声を上げ、無関心を拒否し、我が国の伝統である信教の自由を守るということだ」と述べた。
オバマ大統領は、次期大統領選で共和党候補指名を目指しているドナルド・トランプ氏をはじめとする政治家の反イスラム発言を拒絶するよう、国民に呼びかけている。
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