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領土問題中国国有エネルギー大手、南シナ海の島に給油施設を建設中
完成すれば南シナ海の島々の数年間の燃料供給が可能に
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12月14日、中国国有のエネルギー大手、中国石油化工(シノペック)は、南シナ海にある西沙(パラセル)諸島の永興島(ウッディー島)に給油施設を建設していることを同社のマイクロブログで明らかにした。完成までに1年かかる見通しという。写真はシノペックの看板。北京で2011年9月撮影(2015年 ロイター/Sean Yong)
中国国有のエネルギー大手、中国石油化工(シノペック)(0386.HK)(600028.SS)(SNP.N)は14日、南シナ海にある西沙(パラセル)諸島の永興島(ウッディー島)に給油施設を建設していることを同社のマイクロブログで明らかにした。完成までに1年かかる見通しという。
この島の人口は約1000人。シノペックによると、給油所と貯蔵タンクの建設により、中国が実効支配する南シナ海の島々の向こう数年間の燃料需要を満たすことが可能になる。
パラセル諸島をめぐっては、ベトナムと台湾も領有権を主張している。
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