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事件米乱射事件の容疑者2名を射殺、FBIはテロの可能性も排除せず
逃走に使われたSUVに容疑者と同乗していた1名を拘束、事件との関係は不明──
12月2日、米カリフォルニア州サンバーナディーノにある障害者支援を行う福祉施設で銃乱射事件が発生し、14人が死亡、17人が負傷した。提供写真(2015年 ロイター/NBCLA.COM)
米カリフォルニア州サンバーナディーノにある障害者支援を行う福祉施設で2日、銃乱射事件が発生し、当局によると14人が死亡、17人が負傷した。男女2人の容疑者が現場から車で逃走したが、警察との銃撃戦で死亡した。
米連邦捜査局(FBI)の担当者は、今回の事件がテロ行為であるとの可能性を排除しないと述べた。
事件は現地時間午前11時に発生。同施設のラビニア・ジョンソン氏はCNNに対し、発砲は会議棟で起き、当時は郡の保健当局職員のパーティーが行われていたと述べた。
サンバーナディーノ警察によると、死亡したのは米国籍のサイード・ファルーク容疑者(28)とタシュフィーン・マリク容疑者(27)で、夫婦だったとみられる。
容疑者らはスポーツ用多目的車(SUV)で現場から逃走したが、その後、警察と銃撃戦になった。サンバーナディーノ警察のバーグアン署長は、容疑者らがライフルと拳銃で武装し、戦闘服を着ていたと語った。また、車から逃走した1人を拘束したが、事件との関連は分かっていない。
警察の報道官によると、この銃撃戦で警官1人が負傷したが、命に別状はないという。
一方、事件を受けて地元のイスラム系団体が会見を開き、出席したファルーク容疑者の義理の兄弟という男性は、動機について「全く分からない。私もショックを受けている」と話した。
この団体によると、ファルーク容疑者と妻は2日朝から行方が分からなかったという。また警察は、ファルーク容疑者がサンバーナディーノ郡職員で、犯行現場でのパーティーに出席していたが、その後犯行に及んだと明かした。
サンバーナディーノはロサンゼルスの東約100キロにある。
米国では、先月27日にコロラド州コロラドスプリングスの非営利団体「プランド・ペアレントフッド(家族計画連盟)」の施設で3人が死亡する発砲事件が起きたばかり。