最新記事

銃規制

またまた銃乱射、オバマや大統領候補の反応は?

2015年12月3日(木)15時13分
ミシェル・ゴーマン

 クリントンは銃犯罪予防のために継続的にリーダーシップをとってきた功績が評価され、先月NPOからブレイディ・ベア賞を贈られて、授賞式のスピーチで銃犯罪は「国家的な緊急事態」のレベルに達していると訴えたばかりだ。

 共和党候補の一部も事件にコメントしたが、銃規制については言及を避けている。

世界に類を見ない頻度の銃撃事件

 共和党予備選のトップを走るドナルド・トランプは、事件について「非常に悪い」状況のようだとツイート。「(逃走中の犯人を追う)警察の好運を祈る。神の恵みを」と続けた。

 共和党の他の候補、ベン・カーソン、ジェブ・ブッシュ、クリス・クリスティー、リンゼー・グラム、テッド・クルーズ、マイク・ハッカビー、ジョン・ケーシック、ジョージ・パタキも事件にコメントし、犠牲者とその家族に哀悼の意を表した。他の5人の候補はコメントを発表していない。

 バラク・オバマ大統領とカリフォルニア州のジェリー・ブラウン知事は事件についてスタッフから説明を受けた。

「この国では世界に類をみない頻度で銃撃事件が起きている」と、オバマはCBSニュースに語り、銃による犯罪がやまないことや銃規制の強化が進まない現状に強いいらだちを示した。

 オバマはつい先月末にも、西部コロラド州の医療関連施設で男が銃を発砲して12人が死傷した事件後の声明で「もうたくさんだ」と発言したばかりだった。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

トランプ氏、米軍制服組トップ解任 指導部の大規模刷

ワールド

アングル:性的少数者がおびえるドイツ議会選、極右台

ワールド

アングル:高評価なのに「仕事できない」と解雇、米D

ビジネス

米国株式市場=3指数大幅下落、さえない経済指標で売
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:ウクライナが停戦する日
特集:ウクライナが停戦する日
2025年2月25日号(2/18発売)

ゼレンスキーとプーチンがトランプの圧力で妥協? 20万人以上が死んだ戦争が終わる条件は

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    口から入ったマイクロプラスチックの行く先は「脳」だった?...高濃度で含まれる「食べ物」に注意【最新研究】
  • 2
    人気も販売台数も凋落...クールなEVテスラ「オワコン化」の理由
  • 3
    メーガン妃が「アイデンティティ危機」に直面...「必死すぎる」「迷走中」
  • 4
    1888年の未解決事件、ついに終焉か? 「切り裂きジャ…
  • 5
    深夜の防犯カメラ写真に「幽霊の姿が!」と話題に...…
  • 6
    がん細胞が正常に戻る「分子スイッチ」が発見される…
  • 7
    ソ連時代の「勝利の旗」掲げるロシア軍車両を次々爆…
  • 8
    私に「家」をくれたのは、この茶トラ猫でした
  • 9
    トランプが「マスクに主役を奪われて怒っている」...…
  • 10
    飛行中の航空機が空中で発火、大炎上...米テキサスの…
  • 1
    口から入ったマイクロプラスチックの行く先は「脳」だった?...高濃度で含まれる「食べ物」に注意【最新研究】
  • 2
    がん細胞が正常に戻る「分子スイッチ」が発見される【最新研究】
  • 3
    人気も販売台数も凋落...クールなEVテスラ「オワコン化」の理由
  • 4
    戦場に「北朝鮮兵はもういない」とロシア国営テレビ.…
  • 5
    動かないのに筋力アップ? 88歳医大名誉教授が語る「…
  • 6
    朝1杯の「バターコーヒー」が老化を遅らせる...細胞…
  • 7
    7年後に迫る「小惑星の衝突を防げ」、中国が「地球防…
  • 8
    ビタミンB1で疲労回復!疲れに効く3つの野菜&腸活に…
  • 9
    「トランプ相互関税」の範囲が広すぎて滅茶苦茶...VA…
  • 10
    飛行中の航空機が空中で発火、大炎上...米テキサスの…
  • 1
    週刊文春は「訂正」を出す必要などなかった
  • 2
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる唯一の方法
  • 3
    【一発アウト】税務署が「怪しい!」と思う通帳とは?
  • 4
    口から入ったマイクロプラスチックの行く先は「脳」…
  • 5
    「健康寿命」を延ばすのは「少食」と「皮下脂肪」だ…
  • 6
    1日大さじ1杯でOK!「細胞の老化」や「体重の増加」…
  • 7
    がん細胞が正常に戻る「分子スイッチ」が発見される…
  • 8
    戦場に「北朝鮮兵はもういない」とロシア国営テレビ.…
  • 9
    世界初の研究:コーヒーは「飲む時間帯」で健康効果…
  • 10
    「DeepSeekショック」の株価大暴落が回避された理由
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中