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ミャンマー総選挙ミャンマーで民政移管後初の総選挙、スー・チー氏の野党優勢
野党勝利の場合、スー・チー氏は「大統領より上の存在になる」と表明
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11月8日、ミャンマーで2011年の民政移管後初の総選挙が行われ、スー・チー党首率いる最大野党、国民民主連盟の得票率が最大となる見通し。写真は投票所を訪れたスー・チー氏(2015年 ロイター/Soe Zeya Tun)
ミャンマーで8日、2011年の民政移管後初の総選挙が行われた。最終結果が判明するのは10日以降になるとみられているが、アウン・サン・スー・チー党首率いる最大野党、国民民主連盟(NLD)の得票率が最大となる見通し。
軍系の与党、連邦団結発展党(USDP)は劣勢となっているが、選挙結果を受け入れる姿勢を示している。
約3000万人が投票を行い、スー・チー氏もヤンゴンで投票した。
上下両院の議席の4分の1は軍人議員に割り当てられており、残りが民選枠。NLDが新たな政権を発足させて大統領を選出するには、同党は単独もしく連立で民選枠の3分の2を確保する必要がある。
憲法の規定によりスー・チー氏は大統領にはなれないが、選挙で勝利した場合には「大統領よりも上の存在になる」と表明している。
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