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【写真特集】打ち捨てられたイタリア文化遺産
2015年8月4日(火)15時15分
南部カゼルタのサンタ・マリア・カプア・ベテレにもローマ時代の遺跡が残る。写真は円形闘技場の入り口で「警告。倒壊の危険」と書かれた掲示板。ローマのコロッセオに次ぐ大きさだが、ポンペイのように崩壊の危機にある(14年7月)
イタリアはEU第2のオリーブオイル生産国で、オリーブの木も文化遺産の1つと言える。サレント半島西部では13年からピアス病菌の流行でオリーブの枯死が拡大。被害が大きいプーリア州レッチェでは100万本以上が感染し、根こそぎにする必要が出ている(14年6月)
08年にローマの建設現場で発見された墳墓。マルクス・アウレリウス皇帝に仕えた将軍マルクス・ノニウス・マクリヌスのものだが、考古学者が冗談で映画『グラディエーター』の主人公の墓と言ったため世界的な注目を集めた。墳墓を中心に公園建設の計画も持ち上がったが、政府の財政難で風雨にさらされたまま(14年7月)
Photographs by Stefano de Luigi
<本誌2015年5月19日号掲載>
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