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【写真特集】打ち捨てられたイタリア文化遺産
2015年8月4日(火)15時15分
世界遺産ベネチアのジュデッカ運河を行くクルーズ船。巨大な船がもたらす環境汚染に加えて、航行による大波が沿岸部の建物の脆弱な基盤に与えるダメージも問題になっている。航行反対のデモも起きているが、事態は改善されていない(14年6月)
ローマに程近いティボリにあるプラウティ家の墓(右奥)。初代ローマ皇帝アウグストゥスの時代に建設された。1400年代に再建され、周辺地域の管理棟として使われたが、現在は高さ4メートルのコンクリート壁で遮られて入ることはできない(14年6月)
南部のプーリア州ブリンディジはアドリア海に臨む港町。ブリンディジ湾の小島にあるアルフォンシノ(アラゴネーゼ)城は当局により、14年3月から閉鎖されている。修複からわずか数年で、放置された状態に(14年6月)
南部の都市レッジョ・カラブリアにて。ギリシャの植民地だったカウロニアの古代遺跡の看板。遺跡を潰し、海へ押しやる岩崩れを防ぐには30万ユーロが必要だが、政府の修復費用が付いたことはなく放置されている(14年6月)
ナポリの西にある港町ポッツォーリには素晴らしい考古学遺跡がいくつも残り、文化・経済資源として活用できる可能性がある。しかしその1つであるセラピス神殿は修復の手が届いていない。送水ポンプの故障で水が溜まった状態で、中に入ることはできない(14年6月)
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