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パブリックビューイングが命がけのイベントに

2014年6月26日(木)15時37分
ジョシュア・キーティング

 なぜW杯観戦イベントが狙われるのか。ナイジェリアから西洋文化を駆逐したいと考えているボコ・ハラムのようなテロ組織は、サッカーそのもの「西洋的」と敵視している。だがそれ以上に大きな理由は、大勢の人々が一堂に会し、警戒心が薄れやすいためと考えられる。

 大半のナイジェリア人は自宅にテレビをもっているが、それでも人々はW杯観戦会場のお祭りムードに引き寄せられて集まってくる。今のところ、テロリストからの脅しに屈して人々が自宅にとどまる気配はなさそうだ。

 ナイジェリア代表チームの次の試合は6月30日(ブラジル時間)の対フランス戦。何も起こらないことを祈るばかりだ。

© 2014, Slate

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