フランスが忘れない虐殺の記憶
2014年6月5日(木)17時40分
もっとも、こうした歴史的な場所を訪れなくても、フランスでは至る所で戦争の傷跡が感じられる。どの町や村もナチスの占領という暗い過去を経験しており、身内を亡くした国民も多い。
欧州の他の国々にも惨劇の舞台となり、その後、悲しい歴史を風化させない役割を担うようになった場所は多くある。アウシュビッツやダッハウのユダヤ人強制収容所、第一次大戦中に毒ガスを使った激戦の舞台となり、充実した戦争博物館をもつベルギーのイーペル......。
ド・ゴールが望んだように、こうした場所は罪もない人々の人生を破壊する戦争の恐ろしさと愚かしさを、今も世界に訴え続けている。
From GlobalPost.com特約
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