本人確認10万回

＊写真はイメージです　Mon's Images / shutterstock

＜オンラインバンキングの意外な盲点を突いた犯罪が発生した＞

日本よりも早くからオンラインでの決済や送金が普及した韓国。そのため最近では、口座開設も非対面でオンラインで行われることが増え、本人認証のための手続きとして「1ウォン送金」をすることが増えているという。

ところが、この1ウォン送金認証手続きを悪用する事件が発生した。韓国メディアKBS、YTNなどが報じた。

銀行口座開設のためには他の既存口座が必要

ある金融会社が紹介した1ウォン認証方法です。

非対面実名認証には本人名義の携帯電話と身分証、そして既に開設された他の銀行口座が必要だ。金融会社側が加入申請者の口座に1ウォンを送付し、一緒に残したメッセージを確認して本人であることを認証することです。

ところが最近、ある国内銀行から1ウォン送金で10万ウォンを引き出した事例が捕捉されました。

本人認証をなんと10万回もしたということです。

一週間したそうですが、物理的な時間上不可能に近いため、マクロプログラムを使用したと推定されました。

被害金額が大きいわけではありませんが、犯罪に悪用される素地がある点は憂慮される部分です。

金融会社は1ウォン認証手続きに回数を制限して対応しています。