家族仲は険悪に...4姉妹ユニット「シスター・スレッジ」から脱退後「末っ子キャシー」はどうなった?
In Need of “We Are Family”
2024年11月06日(水)17時25分
分裂後、デビー以下の3姉妹は法的措置を取り、キャシーを法人としてのシスター・スレッジから排除。ステージで「シスター・スレッジ」の名を用いることも禁じた。
「ひどい話でしょ。私もスレッジ姉妹の1人なのに、あれから20年間、ステージで『シスター・スレッジの』とも『シスター・スレッジ出身の』とも言えなかった」
キャシーがそう語ったのは22年のこと。その前年、デビーら3姉妹はようやく、キャシーに音楽活動で「シスター・スレッジ」の名を使うことを認めていた。
結果、今のキャシーは「シスター・スレッジ・フィーチャリング・キャシー・スレッジ」を名乗っている。ちなみにデビーら3姉妹(と、その子供たち)も、「シスター・スレッジ」を含むグループ名でずっと音楽活動を続けてきた。
歌以外の才能が開花
しかしキャシーは、決して姉たちを恨まなかった。歌うことに制約があるのなら、それ以外の仕事にも挑戦すればいいと思った。
例えば、伝説的な女性歌手ビリー・ホリデイと1940年代のジャズ・シーンにささげるショー「ザ・ブライター・サイド・オブ・デイ」を企画・主演し、多くの曲を書いた。テレビ番組や音楽フェスティバルのプロデュースもたくさん手がけた。