「葬儀屋は女性の仕事ではない」?...閉ざされた業界の扉をこじ開けて就いた「葬儀ディレクター」という天職とは
Undertaker, My Dream Job
2023年10月16日(月)11時35分
亡くなった人は声を上げることも、誰かに守ってもらうこともできない。亡き人への敬意と、その人は誰かにとって大切な人だという思いを持つことはとても重要だ。
人の死を扱う上で大事なのは、常に自分の感情に正直であること。そしていいニュースを家族や友人と共有したいと考えるのと同じように、悲しみや悩みも誰かと共有することが大切だと思う。
死は人生の大きな一部だ。しかし人は時として人生の長さばかりに目を向けて、「厚み」を見過ごしてしまう。
人は死そのものを恐れているわけではないと、私は思う。何かをやり残したまま生涯を終えることを恐れているのではないか。
争い事であれ、気持ちにけりがついていない問題であれ、自分が恐れているものの正体を解明して、チャンスがあるうちに解決することだ。それができれば、人生の一部として死を穏やかに受け入れることができるだろう。