なぜ私たちは「生理」についてコソコソ話すのか?
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<女性の「性のタブー」に笑いで切り込んで、スウェーデンで激しい議論を巻き起こした超問題作とは...>
生理、女性器、女性のオーガズムなどについて学術的に説明されると、ちっとも恥ずかしくないのはなぜ? そもそもなぜ女性の性に関する話題が「タブー」視されるのか。
女性の身体をめぐる支配のメカニズム、性のタブーに正面から挑み、笑いを武器に社会に斬り込んでスウェーデンで激しい議論を巻き起こした『禁断の果実 女性の身体と性のタブー』(花伝社)について、訳者の相川千尋氏が語る。『翻訳者による海外文学ブックガイド2 BOOKMARK』(CCCメディアハウス)より抜粋。
スウェーデン発のフェミニズムギャグコミック。女性器や女性のオーガズム、生理など、 女性の身体とそのタブーにユーモアを武器に切り込んでいく作品です。
たとえば、生理は恥ずかしいものと思われていますが、昔からほんとうにそうだったのでしょうか?
作者のストロームクヴィストは歴史上のさまざまな事例を紹介することで、女性の身体にまつわる現代のタブーを相対化していきます。
女性のクリトリスのほんとうのかたちなど、一般にはほとんど知られていない科学的な事実も多くの文献や図版を引用しながら解説されています。
女性読者であれば、自分の身体のことなのにこんなにも知らないことが多かったのかと、きっと驚かれることでしょう。
学校教育では教えてもらえない、大切な知識のつまった1冊です。中学生や高校生のころに、こんな本に出会えていたらと心から思います。絵の勉強をしたことがないという作者のめちゃくちゃなエネルギーにあふれたイラストもみどころです。
『禁断の果実 女性の身体と性のタブー』
リーヴ・ストロームクヴィスト [著]
相川千尋[訳]
花伝社[刊]
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『翻訳者による海外文学ブックガイド2 BOOKMARK』
金原瑞人/三辺 律子[編]
CCCメディアハウス[刊]
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