お気に入り「アーデム」で義理の母を彷彿させた、キャサリン妃のファッション美学
Kate Middleton Channels Vintage Royal Style for Commonwealth Service
POOL New-REUTERS
<かつてダイアナ妃が所有していたジュエリーで堂々と皇太子妃の役割を果たす。花柄でもガーリーさを感じさせない、ファッションに見る「真面目さ」とは>
キャサリン妃は去年9月に「プリンセス・オブ・ウェールズ」になって以来初めて、ウェストミンスター寺院で「コモンウェルスデー(英連邦記念日)」の礼拝に出席。大胆なファッションスタイルを披露した。
ウィリアム皇太子と並んで寺院に到着したキャサリン妃が着用していたのは、お気に入りのデザイナーの1つである「アーデム」によるヴィンテージ風のシャープな仕立てのふくらはぎ丈のスカートと立体的なジャケットのアンサンブル。そして紺のスエードの大きな帽子を靴、ハンドバッグと手袋を合わせた。
婚約指輪を引き立てたのは、ダイアナ妃から受け継がれたサファイアとダイヤモンドのドロップイヤリング、そしてかつてダイアナ妃が所有していた「プリンス・オブ・ウェールズ・フェザーブローチ」であった。
立体的なスーツスカートは、戦後のファッションに革命をもたらし、「ニュールック」と呼ばれたクリスチャン・ディオールが 1947年に発表した「バースーツ」を彷彿とさせた。
「ニュールック」は、1940年代から1950年代にかけて多くのデザイナーに影響を与え、世界中のファッションブランドによって再現されている。エリザベス女王も当時ファッショニスタであった妹マーガレット王女同様にフィット・アンド・フレアのジャケットをよく着用していた。