最新記事

フィンランド

「問題はセクシーすぎることだけ」 マリン首相のパーティー問題、アメリカでも議論沸騰

Finland's 'Partying' PM Video Draws Comparisons to American Politicians

2022年08月19日(金)17時35分
ジェイミー・バートン
サンナ・マリン首相

サンナ・マリン首相(2022年5月) Remo Casilli

<パーティーで激しく踊る動画がリークされ、「首相にふさわしくない」との批判も上がるフィンランドのサンナ・マリン首相だが、アメリカからは反論が>

フィンランドのサンナ・マリン首相(36)が、知人らと歌ったり踊ったりしてパーティーに興じる姿を捉えた動画が流出し、批判が上がっている。一方、アメリカの政治家と比較して同首相を擁護したり、アレクサンドリア・オカシオ・コルテス米下院議員のダンスの動画が引き合いに出されたりと、動画をめぐってアメリカでも議論が生じている。

■【動画】ノリノリで踊るマリン首相の映像と、各国政治家のダンス動画

マリンは若き女性首相として国際的に注目を集め、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領の脅しに屈することなくNATO加盟を目指す強い姿勢も支持を集めている。そんな彼女だが、公開された動画は、ニュースチャンネル「Visegrád 24」が共有したもの。Twitter上だけで120万回以上再生され、コメントをしたり、シェアしたりする人は数千人に上ってる。

Visegrád 24は動画と共に「彼女はこれまで、あまりに多くの音楽イベントに参加し、政治ではなくパーティーにお金を費やしすぎていると批判されてきた」と投稿。「首相にふさわしくないとの批判が上がっている」とした。

動画は、元はインスタグラム上で「rayharautio」というアカウントが投稿したものとみられ、マリンが友人らと音楽に合わせて歌い、踊っている姿が映っている。ホームパーティーのような状況で、人々がカメラに向かって楽しんでいる場面もある。

この動画をめぐり、アメリカの政治家を引き合いに出して、フィンランドとアメリカを比較する意見も見られる。Twitterのユーザー「thatjenmonroe」は、アメリカは「夜9時に寝る年寄りの政治家ばかり」であるのに対し、フィンランドにはマリンがいると投稿した。

「トランプがゴルフに費やした時間よりは短い」

別のユーザー「VersaceCeaser」は、「フィンランドのリーダーは若く、真実を述べ、パーティー好き。アメリカのリーダーは死んでいるも同然で、優れた考えはなく、パーティーに呼ばれることもない」と書いている。

マリンとドナルド・トランプ前米大統領を比べる人もいる。「トランプがゴルフに費やした時間よりも、サンナ・マリンがクラブで過ごす時間の方が短いに違いない」とユーザー「MatthewDownhour」は投稿した。

「アメリカでは、国の3分の1が兵器で武装し、終身の独裁者を置いて後継者を殺害するために、クーデターの前後にテロを展開している。その一方で、制度は崩壊している」とユーザー「RealNeilC」は書き、「フィンランドの問題は、首相がセクシーすぎることだけだ」と付け加えた。

イギリスのユーザーも議論に参戦し、マリンの映像を、ライオネル・リッチーの「オール・ナイト・ロング」に合わせて踊るボリス・ジョンソン英首相の映像と比較した人もいた。

■【動画】引き合いに出された英ジョンソン首相のダンス映像

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

FRB、一段の利下げ必要 ペースは緩やかに=シカゴ

ワールド

ゲーツ元議員、司法長官の指名辞退 売春疑惑で適性に

ワールド

ロシア、中距離弾でウクライナ攻撃 西側供与の長距離

ビジネス

FRBのQT継続に問題なし、準備預金残高なお「潤沢
あわせて読みたい

RANKING

  • 1

    【ヨルダン王室】生後3カ月のイマン王女、早くもサッ…

  • 2

    【ヨルダン王室】世界がうっとり、ラジワ皇太子妃の…

  • 3

    残忍非道な児童虐待──「すべてを奪われた子供」ルイ1…

  • 4

    メーガン妃が「輝きを失った瞬間」が話題に...その時…

  • 5

    ヨルダン・ラジワ皇太子妃が妊娠発表後、初めて公の場…

  • 1

    メーガン妃が「輝きを失った瞬間」が話題に...その時…

  • 2

    【ヨルダン王室】生後3カ月のイマン王女、早くもサッ…

  • 3

    キャサリン妃が「涙ぐむ姿」が話題に...今年初めて「…

  • 4

    アジア系男性は「恋愛の序列の最下層」──リアルもオ…

  • 5

    残忍非道な児童虐待──「すべてを奪われた子供」ルイ1…

  • 1

    「家族は見た目も、心も冷たい」と語る、ヘンリー王…

  • 2

    メーガン妃が「輝きを失った瞬間」が話題に...その時…

  • 3

    ヨルダン・ラジワ皇太子妃が出産後初めて公の場へ...…

  • 4

    カミラ王妃はなぜ、いきなり泣き出したのか?...「笑…

  • 5

    キャサリン妃が「大胆な質問」に爆笑する姿が話題に.…

MAGAZINE

LATEST ISSUE

特集:超解説 トランプ2.0

特集:超解説 トランプ2.0

2024年11月26日号(11/19発売)

電光石火の閣僚人事で世界に先制パンチ。第2次トランプ政権で次に起きること