【モナコ王室】シャルレーヌ公妃が黒い服でローマ教皇に謁見、夫にはハートの絵文字を贈る
Princess Charlene Wears Black Ensemble In Recent Pope Francis Meeting Despite Privilege To Wear White
7月20日バチカンにて Vatican Media-REUTERS
<バチカンでローマ教皇に謁見した、シャルレーヌ公妃とアルベール2世大公。たびたび不仲説が報じられてきた2人だが、ポートレート写真に「結婚記念日おめでとう」と絵文字付きで夫にメッセージも>
シャルレーヌ公妃とアルベール2世大公は今週、バチカンを訪問。ローマ教皇フランシスコにバチカン使徒文書館で謁見したが、その際のシャルレーヌ公妃の衣装が話題となった。というのも、これまでとは全く異なる、黒のアンサンブルを着用していたからだ。
2013年にローマ教皇ベネディクト16世、2016年にローマ教皇フランシスコに謁見した際には、白いアンサンブルを着用していたため、過去の訪問時の衣装とは一線を画していたと「People」誌は報じている。
ローマ教皇に謁見の際、黒い服の着用はプロトコル。ただし、フランス語で「le privilège du blanc」、イタリア語で「il privilegio del bianco」と呼ばれる「白の特権」が許される女性が世界には7人いる。
スペインのソフィア前王妃、ベルギーのパオラ前王妃、ルクセンブルク大公国のマリア・テレサ王妃、ベルギーのマチルド王妃、スペインのレティシア王妃、ナポリのマリナ王妃、そしてシャルレーヌ公妃も、その1人だ。これは通常、私的な謁見やミサなど、バチカンでの重要行事の際にカトリック教徒の王妃や王女に受け継がれているものだ。
シャルレーヌ公妃も「白の特権」があるにもかかわらず、今月のローマ法王フランシスコとの謁見では、バトーネックラインの黒のアンサンブル、ロザリオビーズのネックレス、黒いレースのベールを着用していた。
実はこの黒のアンサンブルは、2021年10月にアメリカのファーストレディであるジル・バイデン、そして2017年5月に前ファーストレディのメラニア・トランプがローマ教皇に謁見した際に着用したものに似ていた。
今回は25分間の謁見で、贈り物を交換。「愛」「加護」という文字が両面に刻まれ、子供が別の子供を助ける様子を描いたブロンズを教皇が贈呈し、アルベール大公は、モナコ大公宮殿にある聖ヨハネ礼拝堂のスケッチを教皇に贈った。
モナコ王室はバチカンと縁が深く、これまで何度も訪問している。2013年にサンピエトロ広場で行われたフランシスコ法王の就任ミサに出席しているほか、アルベール大公は、ヨハネ・パウロ2世の葬儀にモナコ公国の君主として初めて参列した。
シャルレーヌ公妃とアルベール2世大公は、結婚11周年を迎えたばかりだ。それを記念して2人の新しいポートレートを公開。シャルレーヌ公妃は自身の公式インスタグラムに「結婚記念日おめでとう」と赤いハートの絵文字付きでその写真をアップし、夫への賛辞を贈っている。