社会で活躍するための「健全な競争心」を育むヒント
競争は社会で活躍するためのトレーニング
子どもが自分らしく自己実現を図っていくためには「競争」を避けることはできません。大学受験、就職、昇進、転職、子どもの未来は厳しい競争の連続です。もちろん敗北や挫折を経験することもあるでしょう。しかし、次の目標に向かって立ち上がり、自己研鑽を怠らないメンタルタフネスを備えていれば、どんな困難も力強く乗り越えていくことができるはずです。
子ども時代に競技スポーツを通して真剣に競争と向き合う経験を積むことは、子どもの人生に必ず「プラス」の影響をもたらしてくれます。「負けたら可哀想だから」と子どもから競争を遠ざけるのでなく「社会に出すためのトレーニング」と捉え、子どもに競技スポーツを経験させることをお勧めします。
[執筆者]
船津徹
TLC for Kids代表。明治大学経営学部卒業後、金融会社勤務を経て幼児教育の権威、七田眞氏に師事。2001年ハワイにてグローバル人材育成を行なう学習塾TLC for Kidsを開設。2015年カリフォルニア校、2017年上海校開設。これまでに4500名以上のバイリンガル育成に携わる。著書に『世界標準の子育て』(ダイヤモンド社)『世界で活躍する子の英語力の育て方』(大和書房)がある。
2020年7月28日号(7月21日発売)は「コロナで変わる日本的経営」特集。永遠のテーマ「生産性の低さ」の原因は何か? 危機下で露呈した日本企業の成長を妨げる7大問題とは? 克服すべき課題と、その先にある復活への道筋を探る。