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夫の影響から解放され生まれ変わったセリーヌ様に乾杯!

Cheers to the Celinaissance

2019年12月11日(水)16時15分
カール・ウィルソン

これらの曲を書いたのはディオンではない。曲作りは、生まれ変わった彼女がまだ挑戦していない重要な分野の1つだ。だが正直言って、挑戦する必要はないのかもしれない。フランク・シナトラも自分で曲を書きはしなかったが、それによって天才エンターテイナーと言う彼の名声が損なわれることは一切ない。

ディオンもまたパフォーマンス志向のアーティストだ。自分で曲を書くのではなく、提供される楽曲の幅を検討し、自分の現在を最もよくファンに理解してもらえると思う曲を選んで、アルバムを製作してきた。

今のディオンは少女でも老女でもない。『カレッジ』が表現するのは、そんな彼女の「今」の心境だ。

リリースから数日がたち、何度かこのアルバムを聴いていると、これは彼女の最高傑作『フォーリング・イントゥ・ユー』(1996年)と同じくらい、最初から最後まで満足できる傑作なのではないかと言う気がしてきた。悪趣味な部分も全て含めて。

©2019 The Slate Group

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