10歳下の夫とのセレブ婚で注目された、ボリウッド女優プリヤンカーの挑戦
“I Love Cross-Cultural Exchanges”
昨年結婚したジョナス(右)と CRAIG BARRITT/GETTY IMAGES FOR JOHN VARVATOS
<セレブ婚で話題のチョープラーが語った、新作映画とプロデューサー業と異文化交流>
インド人女優プリヤンカー・チョープラーはここ数年で多くの変化を経験した。2015年に主演ドラマ『クワ ンティコ/FBIアカデミーの真実』でハリウッドに進出してからは映画『べイウォッチ』など出演が続き、昨年はアメリカ人歌手ニック・ジョナスと結婚。セレブカップルとして話題になった。
そんなチョープラーがヒンディー語映画『スカイ・イズ・ピンク』で、3年ぶりにボリウッドに帰ってきた。難病に侵されながら、前向きな姿を発信し続けて亡くなった少女をモデルにした物語だ。
「『クワンティコ』には3シーズン出演して、1年のうち11カ月は撮影にかかりきり。だから、本格的な映画出演は難しかった」とチョープラーは本誌に語る。「ドラマが終わり、今年は3本の映画に出る。久しぶりのヒンディー映画にすごく興奮してる。私は全てをそこで学んだし、初恋の相手のようなものだから」
10月にインドやアメリカで公開された『スカイ・イズ・ピンク』では、肺線維症の少女アイーシャの視点から、チョープラーとファルハーン・アクタル演じる両親の25年に及ぶ恋物語が描かれる。
アイーシャの物語に感銘を受けたチョープラーは出演だけでなく、自身の製作会社でプロデュースもした。「これはすごく特別な、小さな映画」と、彼女は語る。「実在の家族の話に基づくということに、とても刺激を受けた。彼らはスーパーヒーローでも一流のアスリートでも有名人でもなく、特異な境遇を生き抜いた普通の家族だ」
世の中に冷笑的な雰囲気があふれる今、希望と笑いと幸せが確かにあると実感させて れる映画が必要だと、彼女は考えている。
自身のセレブ婚を映画に
チョープラーの劇的な結婚の経緯を知っているファンには、この「25年の恋物語」はより感慨深いかもしれない。37歳のチョープラーと27歳のジョナスは昨年、交際開始から約7カ月でスピード結婚。国籍の違いも乗り越え、12月にインドで盛大な式を挙げた。
結婚式の準備には、4日前まで『スカイ・イズ・ピンク』の撮影があって忙しかったチョープラーの代わりに、ジョナスが奔走したという。