寝かしつけの方法に「正解」はある? 赤ちゃんの睡眠の秘密を知ろう
All Through the Night
AFRICA STUDIO/SHUTTERSTOCK
3カ月頃になると、赤ちゃんは睡眠パターンや1日のリズムを確立し始める。長時間続けて眠るよう試みるなら、この時期以降がいいだろう。
オーストラリアの新生児生理学者ハワード・チルトンは、赤ちゃんに1日のリズムを気付かせる手法を提案する。朝起きて最初の授乳では赤ちゃんを明るい部屋に連れて行き、日中の授乳や食事は楽しく、魅力的な時間にする。反対に、夜の授乳は退屈で事務的にするといい。
生後4~5カ月は難しい時期でもある。精神的・感情的発達が著しいこの時期の赤ちゃんは、数カ月にわたって親子で築き上げた1日のリズムを「退行」させがちだ。歯が生えかけてむずかり始めるのもこの頃で、眠りを妨げられることが増える。
この一時期のスランプを気に病まないことが重要だ。「状況を受け入れられず、親が不安に駆られて赤ちゃんにプレッシャーをかけると退行はさらに悪化する」と、チルトンは言う。
親が穏やかでいることは赤ちゃんも穏やかにする効果がある。抱き締め、優しく話し掛けることで赤ちゃんの脳内で愛情ホルモンと呼ばれるオキシトシンが分泌されるのを助け、リラックスして眠りに戻りやすくなると、作家で育児コラムニストのピンキー・マッケイは言う。「生物学的な観点から、赤ちゃんは頼りになる人がすぐそばにいることを確認する必要がある」
眠りの個性は千差万別
6~12カ月の赤ちゃんの睡眠は、大人の睡眠に近づいていく。レム睡眠は減り、夜の睡眠がほとんどになる。この時期は、眠りと関連付けた儀式でスムーズに眠りに就く習慣をつくるといい。入浴や絵本の読み聞かせ、授乳、そしてベッドに入る、といったお決まりの流れで落ち着かせていくのだ。
夜に目覚めることが突然増えるようであれば、まずは何らかの問題のサインではないか探ってみること。耳の痛みや胃食道逆流症、鉄分不足やおなかにガスがたまったりすることも、睡眠を妨げる原因になる。
この時期の赤ちゃんは生理学的に夜間の授乳を必要としていないから、彼らが泣くのは栄養的な問題というより、感情的な理由で、落ち着かせてもらいたいのだろう。保育園やベビーシッターなどに預けられ始める時期である場合も多いから、親と離れる不安感が夜泣きに影響するのかもしれない。
3分の1近い赤ちゃんは、1歳までは一晩続けて眠ることはない。1歳頃から朝までぐっすり眠るようになる子がいる一方で、夜中に起きるのが4~5歳まで続く子もいる。
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