米国人飛行士乗せたロシア宇宙船、ISSとのドッキングに成功

ロシアのソユーズロケットが8日、カザフスタンのバイコヌール宇宙基地から打ち上げられ、ロシアの宇宙機関ロスコスモスによると、米国人宇宙飛行士を乗せた宇宙船「ソユーズMS-27」が国際宇宙ステーション(ISS)とのドッキングに成功した。8日の打ち上げ(2025年 ロイター/Maxim Shemetov)
[バイコヌール(カザフスタン) 8日 ロイター] - ロシアのソユーズロケットが8日、カザフスタンのバイコヌール宇宙基地から打ち上げられ、ロシアの宇宙機関ロスコスモスによると、米国人宇宙飛行士を乗せた宇宙船「ソユーズMS-27」が国際宇宙ステーション(ISS)とのドッキングに成功した。
同船にはロシア人のセルゲイ・リジコフ、アレクセイ・ズブリツキー両飛行士と、米航空宇宙局(NASA)のジョナサン・キム飛行士が搭乗している。
ロシアのプーチン大統領の投資担当特使で、先週にはワシントンでの交渉に当たったキリル・ドミトリエフ氏は自身の交流サイト(SNS)で米ロの宇宙協力を称賛。今回のロケット打ち上げについて、米国とソビエト連邦が共同で実施した最初の有人国際宇宙ミッションでアポロとソユーズがドッキングした1975年から続く協力関係の最新事例だと述べた。
宇宙で初めて国際的な握手が交わされた同ミッションは冷戦デタント(緊張緩和)の象徴となった。