最新記事

女優

レディー・ガガも闘った──『スター誕生』主演の歌姫3人が乗り越えた過去の自分

2018年09月25日(火)15時00分
有元えり

容姿にコンプレックスを抱えていたバーブラ・ストライサンド

米エンターテインメント界に今も燦然と君臨するバーブラ・ストライサンドの場合は、自信にあふれる言動からは想像がつきにくいが、その素顔はコンプレックスの塊だという。

ニューヨーク・ブルックリンに生まれ育ったバーブラは、実父とは生後15か月で死別。母親の再婚相手とはそりが合わず、精神的な虐待が日常的にあったと言われている。

母親は、ショービジネスに憧れるバーブラに対し、容姿を理由にまともに取り合おうとしなかった。このことが、どんなに成功しようと自分の容姿にコンプレックスを持ち続けた大きな原因だともされている。

自分に自信が持てず、人前に立つことが苦手だったバーブラは、オーディションで審査員に背を向けて歌ったという逸話まで残っており、実は舞台恐怖症だった。ブロードウェイで成功しても、舞台に出る恐怖と常に戦い続け、コンサートも1993年に実現した全米ツアーまではかたくなに拒み続けていた。

それでも徐々に成功を重ねてスターとなるのだが、逆境を乗り越えた苦労人として知られただけにアメリカでの人気は凄まじく、現在でも最も成功した女性歌手として認識されている。

1976年の『スター誕生』では、主演と同時に製作総指揮も兼任。撮影当時、バーブラは33歳。実力と人気ともに勢いがあったといわれる時期だ。自己陶酔するほどの自我の強さがそこかしこに表れており、一貫して彼女の瑞々しいエネルギーが溢れる作品となった。

一方で、バーブラが作曲した映画の主題歌『スター誕生/愛のテーマ(原題はEvergreen)』が大ヒットし、アカデミー歌曲賞やグラミー賞最優秀楽曲賞など数々の賞を総なめにする。バーブラにとって、スーパースターとしての地位を不動のものにした作品でもあった。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

米国株式市場=急落、ダウ1679ドル安 トランプ関

ワールド

関税に対する市場の反応、想定されていた=トランプ氏

ワールド

米「NATOに引き続きコミット」、加盟国は国防費大

ビジネス

NY外為市場=ドル対円・ユーロで6カ月ぶり安値、ト
あわせて読みたい

RANKING

  • 1

    残忍非道な児童虐待──「すべてを奪われた子供」ルイ1…

  • 2

    人肉食の被害者になる寸前に脱出した少年、14年ぶり…

  • 3

    「SNSで話題の足裏パッドで毒素は除去されない」と専…

  • 4

    石けんや歯磨き粉に含まれるトリクロサンの危険性──…

  • 5

    赤ちゃんの泣き声を無視できないのは「うるさいから…

  • 1

    残忍非道な児童虐待──「すべてを奪われた子供」ルイ1…

  • 2

    人肉食の被害者になる寸前に脱出した少年、14年ぶり…

  • 3

    「SNSで話題の足裏パッドで毒素は除去されない」と専…

  • 4

    2つのドラマでも真実に迫れない、「キャンディ・モン…

  • 5

    アメリカ日本食ブームの立役者、ロッキー青木の財産…

  • 1

    残忍非道な児童虐待──「すべてを奪われた子供」ルイ1…

  • 2

    「日本のハイジ」を通しスイスという国が受容されて…

  • 3

    人肉食の被害者になる寸前に脱出した少年、14年ぶり…

  • 4

    「SNSで話題の足裏パッドで毒素は除去されない」と専…

  • 5

    「なぜ隠さなければならないのか?」...リリー=ロー…

MAGAZINE

LATEST ISSUE

特集:引きこもるアメリカ

特集:引きこもるアメリカ

2025年4月 8日号(4/ 1発売)

トランプ外交で見捨てられ、ロシアの攻撃リスクにさらされるヨーロッパは日本にとって他人事なのか?