最新記事

セキュリティー

バカ丸出しの人気パスワード1位

神様からニンジャまで多彩な言葉がランクインしたが、トップ3は相変わらずのありえなさ

2012年10月26日(金)16時14分
アリソン・ジャクソン

頭を使え 知性を疑うトンデモ・パスワードが常勝する理由は iStockphoto

 こんなことでは、いまだに多くの人がハッカーによる被害を受けているのも無理はない。

 パスワード管理アプリを開発する米スプラッシュデータ社によれば、今年最も多く使われたパスワードのランキングでトップに輝いたのはなんと「Password」。昨年に引き続く「快挙」だ。

 2位は「123456」、3位は「12345678」で、これも昨年と同順位。「年を追うごとにハッキングの手段は高度になっているとはいえ、やはり安易な標的ほど狙われやすい」と、スプラッシュデータのCEO(最高経営責任者)であるモーガン・スレインはコメントしている。「もう少しパスワードの選び方を考えれば、はるかに安全になる」

 IT専門誌PCアドバイザーによれば、ハッカーから身を守るため権威に頼る人が多いせいか「jesus(イエス・キリスト)」も人気パスワードの上位だった。その他、「ninja」「mustang」「password1」などもランクイン。

 スプラッシュデータによれば、上位25位に入ったパスワードを使っているユーザーは、いずれハッカーの餌食になる可能性が高いという。

 複数のパスワードを覚えられずに困るという人は(われわれの大半がそうだが)、パスワードを管理し守ってくれるアプリを活用すべきだと、スプラッシュデータは推奨している。

GlobalPost.com特約

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

日経平均は続伸で寄り付く、一時400円高 米ハイテ

ビジネス

加藤財務相、「為替水準の目標」議論せず 米財務長官

ワールド

プーチン氏に攻撃「やめろ」とトランプ氏、キーウ攻撃

ビジネス

アメリカン航空、今年の業績見通しを撤回 関税などで
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:独占取材 カンボジア国際詐欺
特集:独占取材 カンボジア国際詐欺
2025年4月29日号(4/22発売)

タイ・ミャンマーでの大摘発を経て焦点はカンボジアへ。政府と癒着した犯罪の巣窟に日本人の影

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    健康寿命は延ばせる...認知症「14のリスク要因」とは?【最新研究】
  • 2
    日本の10代女子の多くが「子どもは欲しくない」と考えるのはなぜか
  • 3
    【クイズ】「地球の肺」と呼ばれる場所はどこ?
  • 4
    トランプ政権の悪評が直撃、各国がアメリカへの渡航…
  • 5
    トランプ政権はナチスと類似?――「独裁者はまず大学…
  • 6
    教皇死去を喜ぶトランプ派議員「神の手が悪を打ち負…
  • 7
    【クイズ】世界で最もヒットした「日本のアニメ映画…
  • 8
    アメリカ鉄鋼産業の復活へ...鍵はトランプ関税ではな…
  • 9
    「地球外生命体の最強証拠」? 惑星K2-18bで発見「生…
  • 10
    謎に包まれた7世紀の古戦場...正確な場所を突き止め…
  • 1
    「生はちみつ」と「純粋はちみつ」は何が違うのか?...「偽スーパーフード」に専門家が警鐘
  • 2
    しゃがんだ瞬間...「えっ全部見えてる?」ジムで遭遇した「透けレギンス」投稿にネット騒然
  • 3
    「スケールが違う」天の川にそっくりな銀河、宇宙初期に発見される
  • 4
    【クイズ】「地球の肺」と呼ばれる場所はどこ?
  • 5
    女性職員を毎日「ランチに誘う」...90歳の男性ボラン…
  • 6
    教皇死去を喜ぶトランプ派議員「神の手が悪を打ち負…
  • 7
    『職場の「困った人」をうまく動かす心理術』は必ず…
  • 8
    【クイズ】売上高が世界1位の「半導体ベンダー」はど…
  • 9
    自宅の天井から「謎の物体」が...「これは何?」と投…
  • 10
    「100歳まで食・酒を楽しもう」肝機能が復活! 脂肪…
  • 1
    【話題の写真】高速列車で前席のカップルが「最悪の行為」に及ぶ...インド人男性の撮影した「衝撃写真」にネット震撼【画像】
  • 2
    健康寿命を伸ばすカギは「人体最大の器官」にあった...糖尿病を予防し、がんと闘う効果にも期待が
  • 3
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?
  • 4
    【心が疲れたとき】メンタルが一瞬で “最…
  • 5
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる…
  • 6
    間食はなぜ「ナッツ一択」なのか?...がん・心疾患・抜…
  • 7
    自らの醜悪さを晒すだけ...ジブリ風AIイラストに「大…
  • 8
    北朝鮮兵の親たち、息子の「ロシア送り」を阻止する…
  • 9
    【クイズ】世界で最も「半導体の工場」が多い国どこ…
  • 10
    クレオパトラの墓をついに発見? 発掘調査を率いた…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中