強力な視覚体験に支配される「ミラサォン」とは何か?...アヤワスカの科学的研究

Dana Toerien-shutterstock
<先住民やアフリカの信仰とキリスト教との宗教的混交と組み合わさってきた、アヤワスカの摂取と、それに続く浄化のダイナミクス。神経科学者による「夢」に関する科学的研究について>
夢とは何か? 夢を見ることを人類はどのように利用し、どのように人類を変えてきたのか――。
著名な神経科学者であるシダルタ・リベイロ博士が長年の研究を結集した、世界的ベストセラー『夢は人類をどう変えてきたのか──夢の歴史と科学』(作品社)より第7章「夢の生化学」より一部抜粋。
N,N-DMT[編集部注:自然界に発生する幻覚剤であるジメチルトリプタミン]の調合薬として、科学的な観点から最もよく研究されているものはアヤワスカだ。
アヤワスカとはケチュア語で「精霊のつる」、あるいは「死者のつる」を意味する。N,N-DMT以外にも、アヤワスカには神経伝達物質を分解する酵素の阻害物質が含まれており、これがセロトニン、ドーパミン、ノルアドレナリンのレベルを上昇させる。
別名ヤスカ、ダイミ、ヤヘ、あるいは単にヴェジェタル(植物)とも呼ばれるアヤワスカは、アマゾンやオリノコ盆地の先住民グループや、この薬によってもたらされる啓示的体験の儀式を世界中に広めている混交宗教によって、治療や占いの目的で使用されている。
アヤワスカの効果の中でも特に典型的なものの1つ(ただし一般的なものではない)に、視覚と行動をともなう状態である「ミラサォン」がある。
ミラサォンは強力な視覚体験に支配されており、本人は目を閉じたまま、見ているものを能動的に探求する。
この状態で見えるイメージは、現実と同じくらい鮮明でありながらも幻想的で、象徴性にあふれ、動物、植物、動物の特徴を持つ神話的クリーチャー、祖先の霊、助言や治癒を与えてくれる神々の存在が、深淵さと鮮やかさを持って色彩豊かに描き出される。
たとえ鮮明なビジョンが起こらない場合でも、アヤワスカの摂取は精神的あるいは霊的な浄化を引き起こす。この過程には、過去の行動を振り返ったり、厳しく自己批判をしたりすることが含まれる。
精神的な浄化は、しばしば嘔吐や下痢といった生理的な浄化と並行して起こり(またはそれによって引き起こされ)、その後、恍惚とした贖罪の感覚が訪れる。ほぼすべてのセロトニン受容体が消化管にあることを考えれば、こうした効果は驚くには当たらないだろう。
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