最新記事
SDGsパートナー

「行動変容」から「習慣変容」へ...OSGコーポレーションの「ステハジ」EXPOが示す共創の力

2024年12月27日(金)13時00分
ニューズウィーク日本版編集部SDGs室 ブランドストーリー

「楽しみながら学べる」体験型イベントを展開

また、OSGのブースでは、サステナブル体験型イベントが多数開催された。中でも特に人気を集めたのが、「ステハジ」プラ干狩り体験だ。このアクティビティでは、参加者が潮干狩りの要領でプラスチックごみを集め、遊びながら環境問題を学べる内容となっていた。

newsweekjp20241226024119-b2fdd880cf0be86d41a219726dc7860ecb8250e5.jpg

潮干狩り感覚でプラごみを集める「ステハジ」プラ干狩り体験

プラ干狩り体験ブースの特徴は、楽しく学べるだけではなかった。このブースで使用されたプラスチックごみは、共創メンバーと共に年数回実施している「ステハジ」ビーチクリーンで回収されたものだ。ビーチクリーンは砂浜をきれいにするだけでなく、その活動を通じて、多くの人々にプラ干狩り体験を提供し、サステナブルな行動変容を促すきっかけを作ることを目指している。このように、「共創の輪」が広がっている点が、この取り組みの大きな特徴と言える。

こうした取り組みは2025年に開催予定の大阪・関西万博へも引き継がれる予定だ。万博では、OSGが屋外給水スポットの運営を担当し、「ステハジ」プロジェクトをさらに広げていく。日本発のSDGsへの挑戦が、世界中の来場者に披露されることで、その理念や実践が広く国際社会に伝播し、新たなインスピレーションを与える契機となるだろう。

使い捨てに頼らない日常(未来)への道筋は、一つのイベントだけで完結するものではない。しかし、今回の取り組みは、企業同士が手を取り合い、共に未来を創る社会の実現に向けた重要な一歩となった。

20250408issue_cover150.png
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2025年4月8日号(4月1日発売)は「引きこもるアメリカ」特集。トランプ外交で見捨てられた欧州。プーチンの全面攻撃リスクにさらされるヨーロッパは日本にとって他人事なのか?

※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら


あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

訂正-米テキサス州のはしか感染20%増、さらに拡大

ワールド

米民主上院議員、トランプ氏に中国との通商関係など見

ワールド

対ウクライナ支援倍増へ、ロシア追加制裁も 欧州同盟

ワールド

ルペン氏に有罪判決、次期大統領選への出馬困難に 仏
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:引きこもるアメリカ
特集:引きこもるアメリカ
2025年4月 8日号(4/ 1発売)

トランプ外交で見捨てられ、ロシアの攻撃リスクにさらされるヨーロッパは日本にとって他人事なのか?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる唯一の方法
  • 2
    ガムから有害物質が体内に取り込まれている...研究者が警鐘【最新研究】
  • 3
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?
  • 4
    ロシア空軍基地へのドローン攻撃で、ウクライナが「…
  • 5
    磯遊びでは「注意が必要」...6歳の少年が「思わぬ生…
  • 6
    自らの醜悪さを晒すだけ...ジブリ風AIイラストに「大…
  • 7
    3500年前の粘土板の「くさび形文字」を解読...「意外…
  • 8
    メーガン妃のパスタ料理が賛否両論...「イタリアのお…
  • 9
    8日の予定が286日間に...「長すぎた宇宙旅行」から2…
  • 10
    なぜ「猛毒の魚」を大量に...アメリカ先住民がトゲの…
  • 1
    テスラの没落が止まらない...株価は暴落、業績も行き詰った「時代遅れ企業」の行く末は?【アニメで解説】
  • 2
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?
  • 3
    「一夜にして死の川に」 ザンビアで、中国所有の鉱山ダムから有毒の水が流出...惨状伝える映像
  • 4
    【独占】テスラ株急落で大口投資家が本誌に激白「取…
  • 5
    800年前のペルーのミイラに刻まれた精緻すぎるタトゥ…
  • 6
    ロシア空軍基地へのドローン攻撃で、ウクライナが「…
  • 7
    ガムから有害物質が体内に取り込まれている...研究者…
  • 8
    一体なぜ、子供の遺骨に「肉を削がれた痕」が?...中…
  • 9
    「この巨大な線は何の影?」飛行機の窓から撮影され…
  • 10
    現地人は下層労働者、給料も7分の1以下...友好国ニジ…
  • 1
    中国戦闘機が「ほぼ垂直に墜落」する衝撃の瞬間...大爆発する機体の「背後」に映っていたのは?
  • 2
    「テスラ時代」の崩壊...欧州でシェア壊滅、アジアでも販売不振の納得理由
  • 3
    「さようなら、テスラ...」オーナーが次々に「売り飛ばす」理由とは?
  • 4
    「一夜にして死の川に」 ザンビアで、中国所有の鉱山…
  • 5
    テスラ失墜...再販価値暴落、下取り拒否...もはやス…
  • 6
    「今まで食べた中で1番おいしいステーキ...」ドジャ…
  • 7
    市販薬が一部の「がんの転移」を防ぐ可能性【最新研…
  • 8
    テスラ販売急減の衝撃...国別に見た「最も苦戦してい…
  • 9
    テスラの没落が止まらない...株価は暴落、業績も行き…
  • 10
    【クイズ】アメリカを貿易赤字にしている国...1位は…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中