最新記事
SDGsパートナー

音楽業界全体でアーティストのメンタルサポートを強化...ソニー・ミュージックエンタテインメントが進める「B-side」

2024年12月10日(火)14時00分
ニューズウィーク日本版編集部SDGs室 ブランドストーリー

newsweekjp20241205091809-bfe2c82e4a7599724d708ce662022ef47097016c.jpg

Podcast/YouTube 番組「B-side Talk~心の健康ケアしてる?」MCの小原ブラス氏(左)、奥津マリリ氏(右)、B-sideプロジェクト担当の助廣俊作氏

いつでも専門家に気軽に相談できる環境を整える

具体的には、以下の4つの取り組みが活動の柱となっている。

1. 24時間・365日、匿名で利用できるオンライン医療相談サービスへのアクセスの提供
2. 年数回の体験カウンセリングの実施
3. 臨床心理士や公認心理師など専門家によるカウンセリングの提供
4. 社内啓発として、社員に対してメンタルヘルスやヘルスケアに関するワークショップを定期的に開催

newsweekjp20241205092008-5b716668946f7bbbd7d7bf6cf04c6b64bf6c93da.jpg

Podcast/YouTube番組の「B-side Talk~心の健康ケアしてる?」のロゴ

カウンセリングのオンライン予約を導入し本人が直接予約できるようにするなど、利用のハードルを下げる工夫がなされている。さらに、ワークショップを通してメンタルヘルスへの意識を高めることで、相談しやすい環境作りにつながっていると言えるだろう。

社会的な関心が高まっているとは言え、メンタルヘルスへの興味や理解は人によって様々。今後は、公にメンタルヘルスの重要性を口にできる雰囲気作りも含め、「B-side」の認知度を社内外で高めていくことが課題となる。

特にコロナ禍でエンタテインメント業界の活動が制限される中で始まった取り組みだが、メンタルヘルスに関する問題は、コロナ禍が落ち着きを見せた今もなお大きな関心事だ。

こういった組織としての取り組みを推進・拡大させていくことは、業界に携わるすべての人々の健康を支え、日本のエンタテインメントの発展にもつながるはずだ。

20250121issue_cover150.png
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2025年1月21日号(1月15日発売)は「トランプ新政権ガイド」特集。1月20日の就任式を目前に「爆弾」を連続投下。トランプ新政権の外交・内政と日本経済への影響を読む


※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら


あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

アングル:フィリピンの「ごみゼロ」宣言、達成は非正

ワールド

イスラエル政府、ガザ停戦合意を正式承認 19日発効

ビジネス

米国株式市場=反発、トランプ氏就任控え 半導体株が

ワールド

ロシア・イラン大統領、戦略条約締結 20年協定で防
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:トランプ新政権ガイド
特集:トランプ新政権ガイド
2025年1月21日号(1/15発売)

1月20日の就任式を目前に「爆弾」を連続投下。トランプ新政権の外交・内政と日本経済への影響は?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「拷問に近いことも...」獲得賞金は10億円、最も稼いでいるプロゲーマーが語る「eスポーツのリアル」
  • 2
    【クイズ】世界で1番マイクロプラスチックを「食べている」のは、どの地域に住む人?
  • 3
    轟音に次ぐ轟音...ロシア国内の化学工場を夜間に襲うウクライナの猛攻シーン 「ATACMSを使用」と情報筋
  • 4
    【クイズ】次のうち、和製英語「ではない」のはどれ…
  • 5
    「搭乗券を見せてください」飛行機に侵入した「まさ…
  • 6
    ティーバッグから有害物質が放出されている...研究者…
  • 7
    ドラマ「海に眠るダイヤモンド」で再注目...軍艦島の…
  • 8
    「ウクライナに残りたい...」捕虜となった北朝鮮兵が…
  • 9
    北朝鮮兵が「下品なビデオ」を見ている...ロシア軍参…
  • 10
    雪の中、服を脱ぎ捨て、丸見えに...ブラジルの歌姫、…
  • 1
    ティーバッグから有害物質が放出されている...研究者が警告【最新研究】
  • 2
    体の筋肉量が落ちにくくなる3つの条件は?...和田秀樹医師に聞く「老けない」最強の食事法
  • 3
    睡眠時間60分の差で、脳の老化速度は2倍! カギは「最初の90分」...快眠の「7つのコツ」とは?
  • 4
    メーガン妃のNetflix新番組「ウィズ・ラブ、メーガン…
  • 5
    轟音に次ぐ轟音...ロシア国内の化学工場を夜間に襲う…
  • 6
    北朝鮮兵が「下品なビデオ」を見ている...ロシア軍参…
  • 7
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
  • 8
    「拷問に近いことも...」獲得賞金は10億円、最も稼い…
  • 9
    ドラマ「海に眠るダイヤモンド」で再注目...軍艦島の…
  • 10
    【クイズ】世界で1番マイクロプラスチックを「食べて…
  • 1
    ティーバッグから有害物質が放出されている...研究者が警告【最新研究】
  • 2
    大腸がんの原因になる食品とは?...がん治療に革命をもたらす可能性も【最新研究】
  • 3
    体の筋肉量が落ちにくくなる3つの条件は?...和田秀樹医師に聞く「老けない」最強の食事法
  • 4
    夜空を切り裂いた「爆発の閃光」...「ロシア北方艦隊…
  • 5
    インスタント食品が招く「静かな健康危機」...研究が…
  • 6
    ロシア軍は戦死した北朝鮮兵の「顔を焼いている」──…
  • 7
    TBS日曜劇場が描かなかった坑夫生活...東京ドーム1.3…
  • 8
    「涙止まらん...」トリミングの結果、何の動物か分か…
  • 9
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
  • 10
    「戦死証明書」を渡され...ロシアで戦死した北朝鮮兵…
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中