最新記事
SDGsパートナー

季節行事で宿泊客と広げる障がい者支援の輪...三井不動産ホテルマネジメントの社会的使命

2024年12月6日(金)16時00分
ニューズウィーク日本版編集部SDGs室 ブランドストーリー
「三井ガーデンホテル銀座プレミア」クリスマスイベントの様子

「三井ガーデンホテル銀座プレミア」クリスマスイベントの様子

<株式会社三井不動産ホテルマネジメントは、障がい者支援を目的としたチャリティイベントを展開。装飾品製作を通じた仕事の提供や、募金活動を通じて、多様性と包摂を推進する社会づくりに取り組んでいる>

世界を変えるには、ニュースになるような大規模なプロジェクトや商品だけでは不十分。日本企業のたとえ小さなSDGsであっても、それが広く伝われば、共感を生み、新たなアイデアにつながり、社会課題の解決に近づいていく──。この考えに基づいてニューズウィーク日本版は昨年に「SDGsアワード」を立ち上げ、今年で2年目を迎えました。その一環として、日本企業によるSDGsの取り組みを積極的に情報発信していきます。

◇ ◇ ◇

日本の障がい者雇用は着実に進展している。厚生労働省の「障害者雇用実態調査(令和5年度)」によれば、従業員規模5人以上の事業所に雇用されている障がい者の数は110万7000人に達し、5年前の85万1000人から大幅に増加した。この成果は、多様性を推進する企業の努力や、法定雇用率の引き上げといった政策的な取り組みの結果だと言える。

株式会社三井不動産ホテルマネジメントもまた、障がい者の社会参画を推進するユニークな取り組みを行う企業の一つだ。

参加型イベントを通じて、多様性を重んじる社会の実現へ

「ザ セレスティンホテルズ」「三井ガーデンホテルズ」「sequence」の3ブランド・40のホテルを国内外で展開する三井不動産ホテルマネジメント。同社は、障がい者のアート作品をホテルロビーに展示し、販売するイベントをこれまで実施してきた。

そしてさらに、ホテルの公共性を活かし、七夕やクリスマスにはチャリティイベントを開催している。この取り組みは、「障がいの有無に関わらず笑顔になれる」環境を目指したものだ。

newsweekjp20241205031927-20f031086ed462cebcb7ab9ddc522e2dfb70d4de.jpg

「ホテル ザ セレスティン銀座」七夕イベントの様子

期間中は、短冊やオーナメントを国内外のホテルで配布し、宿泊客が館内を装飾できる体験型イベントを実施。この装飾品は、障がい者支援施設に制作を適正価格で依頼しており、持続可能な形で社会貢献を目指している。

数十カ所の障がい者支援施設に広く作業を依頼し、新たな仕事の機会を創出するとともに、宿泊客には、楽しみながら募金活動の参加する場を提供している。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

アングル:フィリピンの「ごみゼロ」宣言、達成は非正

ワールド

イスラエル政府、ガザ停戦合意を正式承認 19日発効

ビジネス

米国株式市場=反発、トランプ氏就任控え 半導体株が

ワールド

ロシア・イラン大統領、戦略条約締結 20年協定で防
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:トランプ新政権ガイド
特集:トランプ新政権ガイド
2025年1月21日号(1/15発売)

1月20日の就任式を目前に「爆弾」を連続投下。トランプ新政権の外交・内政と日本経済への影響は?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「拷問に近いことも...」獲得賞金は10億円、最も稼いでいるプロゲーマーが語る「eスポーツのリアル」
  • 2
    【クイズ】世界で1番マイクロプラスチックを「食べている」のは、どの地域に住む人?
  • 3
    轟音に次ぐ轟音...ロシア国内の化学工場を夜間に襲うウクライナの猛攻シーン 「ATACMSを使用」と情報筋
  • 4
    【クイズ】次のうち、和製英語「ではない」のはどれ…
  • 5
    「搭乗券を見せてください」飛行機に侵入した「まさ…
  • 6
    ティーバッグから有害物質が放出されている...研究者…
  • 7
    ドラマ「海に眠るダイヤモンド」で再注目...軍艦島の…
  • 8
    「ウクライナに残りたい...」捕虜となった北朝鮮兵が…
  • 9
    北朝鮮兵が「下品なビデオ」を見ている...ロシア軍参…
  • 10
    雪の中、服を脱ぎ捨て、丸見えに...ブラジルの歌姫、…
  • 1
    ティーバッグから有害物質が放出されている...研究者が警告【最新研究】
  • 2
    体の筋肉量が落ちにくくなる3つの条件は?...和田秀樹医師に聞く「老けない」最強の食事法
  • 3
    睡眠時間60分の差で、脳の老化速度は2倍! カギは「最初の90分」...快眠の「7つのコツ」とは?
  • 4
    メーガン妃のNetflix新番組「ウィズ・ラブ、メーガン…
  • 5
    轟音に次ぐ轟音...ロシア国内の化学工場を夜間に襲う…
  • 6
    北朝鮮兵が「下品なビデオ」を見ている...ロシア軍参…
  • 7
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
  • 8
    「拷問に近いことも...」獲得賞金は10億円、最も稼い…
  • 9
    ドラマ「海に眠るダイヤモンド」で再注目...軍艦島の…
  • 10
    【クイズ】世界で1番マイクロプラスチックを「食べて…
  • 1
    ティーバッグから有害物質が放出されている...研究者が警告【最新研究】
  • 2
    大腸がんの原因になる食品とは?...がん治療に革命をもたらす可能性も【最新研究】
  • 3
    体の筋肉量が落ちにくくなる3つの条件は?...和田秀樹医師に聞く「老けない」最強の食事法
  • 4
    夜空を切り裂いた「爆発の閃光」...「ロシア北方艦隊…
  • 5
    インスタント食品が招く「静かな健康危機」...研究が…
  • 6
    ロシア軍は戦死した北朝鮮兵の「顔を焼いている」──…
  • 7
    TBS日曜劇場が描かなかった坑夫生活...東京ドーム1.3…
  • 8
    「涙止まらん...」トリミングの結果、何の動物か分か…
  • 9
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
  • 10
    「戦死証明書」を渡され...ロシアで戦死した北朝鮮兵…
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中