最新記事
SDGsパートナー

「地域と共に未来へ」星野リゾート 西表島ホテルが挑むピーチパインによるエコツーリズムの実践

2024年10月18日(金)15時46分
ニューズウィーク日本版編集部SDGs室 ブランドストーリー

島全体でパートナーシップ「エコツーリズムサイクル」の構築を目指す

これらの取り組みにおいて、同ホテルが最も大切にしているのは「ホテル単体ではなく、島全体でのパートナーシップを通してエコツーリズムサイクルを創り上げること」だ。

newsweekjp20241016101548-1baa0f385f5fdd56a71b0d2a2c1ed97d1c64d894.jpg

環パインプロジェクトが取り組むのは、地域全体での循環型サイクルの構築だ。

「西表島は、様々なステークホルダーが関わりあうことで成り立っている島であり、島の本当の価値を伝えるには特産品の生産者をはじめとする地域の人々と、宿泊客が直接繋がる必要があります。そのため、それぞれの取り組みを実施するにあたっては、地域の人々と宿泊客を繋げる工夫をしています」と、星野リゾート 西表島ホテル 総支配人の細川正孝氏は語る。

例えば、「春のピーチパイン祭り」では、生産者から直接ピーチパインのおいしさの秘密を聞き、実際に味わうことで、宿泊客の満足度が向上している。さらに、地域の農家組合と協働することで、より多くの農家が関わることとなり、地域への経済波及効果が拡大。島の魅力としてピーチパインを発信することにも繋がっている。

「島全体でのパートナーシップによりエコツーリズムのサイクルを構築し、西表島ホテルでの滞在を通して観光旅行者をサイクルに巻き込んでいくことが、西表島の本質的な価値を伝え、観光旅行者の体験価値を上げるとともに、島に経済的な循環をもたらすと考えています」と細川氏は話す。

自治体や旅行会社を中心にエコツーリズムに取り組む事例は日本各地で見られるが、宿泊事業者主体としての取り組みは星野リゾート 西表島ホテルが先駆的な事例といえる。同様の環境課題を持つ世界各地の観光地にとって、良いモデルケースとなるのではないだろうか。

20241126issue_cover150.png
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2024年11月26日号(11月19日発売)は「超解説 トランプ2.0」特集。電光石火の閣僚人事で世界に先制パンチ。第2次トランプ政権で次に起きること。[PLUS]驚きの閣僚リスト/分野別米投資ガイド

※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら


あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

大統領への「殺し屋雇った」、フィリピン副大統領発言

ワールド

米農務長官にロリンズ氏、保守系シンクタンク所長

ワールド

COP29、年3000億ドルの途上国支援で合意 不

ワールド

アングル:またトランプ氏を過小評価、米世論調査の解
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:超解説 トランプ2.0
特集:超解説 トランプ2.0
2024年11月26日号(11/19発売)

電光石火の閣僚人事で世界に先制パンチ。第2次トランプ政権で次に起きること

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「1年後の体力がまったく変わる」日常生活を自然に筋トレに変える7つのヒント
  • 2
    寿命が延びる、3つのシンプルな習慣
  • 3
    「このまま全員死ぬんだ...」巨大な部品が外されたまま飛行機が離陸体勢に...窓から女性が撮影した映像にネット震撼
  • 4
    「ダイエット成功」3つの戦略...「食事内容」ではな…
  • 5
    北朝鮮は、ロシアに派遣した兵士の「生還を望んでい…
  • 6
    日本人はホームレスをどう見ているのか? ルポに対す…
  • 7
    ロシア西部「弾薬庫」への攻撃で起きたのは、戦争が…
  • 8
    クルスク州のロシア軍司令部をウクライナがミサイル…
  • 9
    「何も見えない」...大雨の日に飛行機を着陸させる「…
  • 10
    朝食で老化が早まる可能性...研究者が「超加工食品」…
  • 1
    朝食で老化が早まる可能性...研究者が「超加工食品」に警鐘【最新研究】
  • 2
    寿命が延びる、3つのシンプルな習慣
  • 3
    自分は「純粋な韓国人」と信じていた女性が、DNA検査を受けたら...衝撃的な結果に「謎が解けた」
  • 4
    「1年後の体力がまったく変わる」日常生活を自然に筋…
  • 5
    「会見拒否」で自滅する松本人志を吉本興業が「切り…
  • 6
    日本人はホームレスをどう見ているのか? ルポに対す…
  • 7
    北朝鮮は、ロシアに派遣した兵士の「生還を望んでい…
  • 8
    Netflix「打ち切り病」の闇...効率が命、ファンの熱…
  • 9
    北朝鮮兵が「下品なビデオ」を見ている...ロシア軍参…
  • 10
    メーガン妃が「輝きを失った瞬間」が話題に...その時…
  • 1
    朝食で老化が早まる可能性...研究者が「超加工食品」に警鐘【最新研究】
  • 2
    北朝鮮兵が「下品なビデオ」を見ている...ロシア軍参加で「ネットの自由」を得た兵士が見ていた動画とは?
  • 3
    寿命が延びる、3つのシンプルな習慣
  • 4
    外来種の巨大ビルマニシキヘビが、シカを捕食...大き…
  • 5
    朝鮮戦争に従軍のアメリカ人が写した「75年前の韓国…
  • 6
    自分は「純粋な韓国人」と信じていた女性が、DNA検査…
  • 7
    「1年後の体力がまったく変わる」日常生活を自然に筋…
  • 8
    北朝鮮兵が味方のロシア兵に発砲して2人死亡!? ウク…
  • 9
    「会見拒否」で自滅する松本人志を吉本興業が「切り…
  • 10
    足跡が見つかることさえ珍しい...「超希少」だが「大…
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中