廃棄予定だった酒粕を「プロテイン」にアップサイクル...社会問題を「美容と健康」で解決するハリウッドの好循環
さらに、環境にも配慮してプラスチックスプーンを全商品で廃止。パッケージを簡略化するなど、健康的な生活への寄与にとどまらず、地球への環境配慮を考えた製品づくりを推進している。
ハリウッド株式会社は「ソイプロビューティSAKE」の商品化以前から、サンゴに優しい日焼け止めの開発や、使い捨てカイロを使った水域の浄化など、環境保全活動に長年取り組んできた企業だ。その根底には、創業者である牛山清人・メイ牛山夫妻から続く社会貢献への意識がある。
「企業理念に『社員一人一人が何を成したら社会の役に立つかを考え行動する』とあり、それをもとにSDGsに関しては部署に関わらず会社の課題として全体で取り組んでいます」と、SHUJI氏。
現在、酒粕に続いて、さらなる食品ロス削減のためにアップサイクル素材の発掘と、その食材を使用した新商品の開発を目指しているという。
創業者の目指した社会貢献への意識が社員一人ひとりに浸透し、それが自社製品の強みを活かしながら環境問題の解決にも貢献する商品開発に繋がっていることが伺える。まさに好循環を生み出す、社会的企業の見本となる事例ではないだろうか。
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