廃プラのみを主原料とする包装資材 使う側もサーキュラーエコノミーに貢献できる和光紙器の「ポリエコレンシリーズ」
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無駄な資源を生み出さない環境配慮型商品「ポリエコレンシリーズ」の完成品例
<製造中に発生するロス材や端材、使用済みの商品をも再利用。「リサイクル100%」にこだわった一貫製造循環システムとは>
世界を変えるには、ニュースになるような大規模なプロジェクトや製品だけでは不十分。日本企業のたとえ小さなSDGsであっても、それが広く伝われば、共感を生み、新たなアイデアにつながり、社会課題の解決に近づいていく──。この考えのもと、ニューズウィーク日本版はこの春、「SDGsアワード」を立ち上げました。その一環として、日本企業によるSDGsの取り組みを積極的に情報発信していきます。
ほとんどが化石燃料である石油から作られていることや、焼却の際に発生する温室効果ガスが課題となっているプラスチック。海に流出したゴミによる海洋汚染も深刻だが、和光紙器株式会社はこれを廃棄するのではなく、資源として有効活用している。廃プラスチックを使用した環境配慮型の包装資材「ポリエコレンシリーズ」は、いかにして生まれたのか。
包装資材が「環境への課題となる可能性」について早くから議論
廃プラスチックの環境への悪影響が世界中で取り沙汰されている今日、SDGs目標12にあるとおり、消費者の「つかう責任」と製造業者の「つくる責任」が問われている。例えば、製品を消費者の元に安全かつ効率的に送り届けるために不可欠な包装資材は、その役目を終えるとすぐにゴミとなる。
真空成形やパレット、段ボールなど製造業向けに包装資材を提供する和光紙器株式会社は、早くからこの事実を直視してきた。代表取締役の本橋志郎氏は、「包装資材が環境への課題となる可能性について、当社では約15年前から議論していました」と語る。
そんな同社が開発したのが、リサイクル可能な廃棄プラスチックのみを主原料とする包装資材「ポリエコレンシリーズ」だ。
製造工程で発生するロス材や端材、また使用済みの商品を粉砕したペレットを再利用するなど、無駄を生み出さない仕組みを構築した。「つくる」側はもちろん、メーカーなど「つかう」側の同社顧客もサーキュラーエコノミーの実現に貢献する取り組みと言うことができるだろう。
このようなリサイクル100%にこだわった一貫製造循環システムが評価され、埼玉県川口市に本拠を置く同社は「彩の国埼玉環境大賞」で奨励賞(2021年度)、「彩の国SDGs技術賞」では奨励賞(2022年)を受賞している。
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