「サンゴに優しい日焼け止めを作りたい」...海にも肌にも優しい「feel coral サンプロテクト ミルク」がハリウッドで生まれた背景とは?
現在の代表取締役CEOである牛山大輔氏は大学時代に海洋学を専攻し、実際に海洋調査船に乗って太平洋の環境汚染問題を研究していた経験もある。その知見を家業である美容業に活かしたいと社内に起案し、すぐに開発が着手されたのだ。
「サンゴに優しい日焼け止めを発売する」という思いはすぐに社内に共有され、商品のコンセプトからエコロジカルなパッケージ素材、そして植物や動物をモチーフにした作品で人気のアーティスト糸川優氏のイラストをパッケージに起用するなど「環境を大切にするOne Planetの一員」という強い思いが、商品化をさらに推し進めた。
「美容業としての利益を求めるだけではなく、使用する資材にもこだわって開発しています。また、社会課題に取り組むイベントや団体には、商品提供の支援をするなど、積極的に賛同して関わるようにすることで、社会課題への関心が横断的に広がることを願っています」と先のSHUJI氏は述べる。
海洋保全への理解が社会で循環していくための試み
無事商品化にこぎつけた後の現在もサンゴ礁の専門家である、東海大学の中村雅子准教授を社内勉強会に招くなど海洋環境への理解を社内で深めるだけでなく、鎌倉市など海沿いの街に環境問題の識者を呼んでイベントを開催したり、環境に配慮した活動を行う団体を支援するなど、海洋保全への理解が社会で循環していくための後押しをしているハリウッド。
海洋汚染と聞くと、マイクロプラスチックなどのプラスチックごみが注目されがちだが、私たちが普段から使用している「日焼け止め」が海洋汚染の原因の1つになっていることは実はあまり知られていない。
海洋環境に配慮した商品を生み出すことで、海洋汚染に関する知識を社会に周知し共有していく──。創業からの社の理念「美容を通じた社会貢献」を商品として実直に実現していく取り組みは、社会的価値だけでなく、経済的価値をも同時に追求できることを示す好例と言えるだろう。
【関連記事】
廃棄予定だった酒粕を「プロテイン」にアップサイクル...社会問題を「美容と健康」で解決するハリウッドの好循環
2025年1月21日号(1月15日発売)は「トランプ新政権ガイド」特集。1月20日の就任式を目前に「爆弾」を連続投下。トランプ新政権の外交・内政と日本経済への影響を読む
※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら
-
港区 営業アシスタント「海外ネットワークを持つ外資系総合商社」フレックス/残業月10h/年休120日
コーンズ・アンド・カンパニー・リミテッド
- 東京都
- 年収500万円~550万円
- 正社員
-
一般事務/メーカー 残業なし/外資系企業/20-30代活躍中
株式会社スタッフサービス ミラエール
- 東京都
- 月給20万6,000円~
- 正社員
-
貿易事務/流通関連 駅チカ/外資系企業/20-30代活躍中
株式会社スタッフサービス ミラエール
- 東京都
- 月給20万6,000円~
- 正社員
-
経験5年必須/プリセールス/年商250億円企業/リモート可/外資系企業
SAI DIGITAL株式会社
- 東京都
- 年収400万円~750万円
- 正社員