娘の「眼球が踊ってる」と撮影、目の「異変」は癌が原因だった...「症状の存在知って欲しい」と動画公開
Mom Notices Baby's Eyes 'Dancing'—2 Days Later Came a Devastating Diagnosis
それこそがサイボルトの狙いだった。OMASが「きわめて珍しい」ことは知っているが、親が「徴候を知り」、できるかぎり早く治療を探ることが重要だ、とサイボルトは考えている。どこかの家族がそうする助けになるとしたら、動画を公開する価値はある。
ヴァスケスはこう話している。「神経芽腫の子どものうち、OMSを発症するのはごく一部だ。しかし、OMSを発症した子どものうち半数近くで、その原因として神経芽腫が見つかる。この強い関連を考えれば、子どもがOMSと診断されたら、早期に発見・治療できるようにするために、できるかぎり早急に神経芽腫の検査を実施するべきだ」
サイボルト一家は、シアトル小児病院の近くに住んでおり、ポージーに必要な治療を受けさせることができた。「ポージーは8月、シアトル小児病院で、腫瘍、副腎、周囲のリンパ節を摘出した。いまでは、神経芽腫が緩解して6か月になる」とサイボルトは話した。
ポージーの治療は継続中で、当分のあいだは続くことになる。「娘のがんに関しては、3か月ごとに鎮静MRIを受け、定期的に血液検査をして、がんが再発していないかどうかを確認している」
親が気をつけるべき神経芽腫の症状
神経芽腫は、未熟な神経細胞から生じるがんだ。最もよく発生する場所は、腎臓のすぐ上に位置する副腎か、脊椎や胸部、腹部、骨盤に沿った神経組織だ。体のさまざまな部位で生じるため、症状もさまざまに異なる。