磯遊びでは「注意が必要」...6歳の少年が「思わぬ生き物」が原因で大怪我、痛々しい当時の写真
Disaster Strikes in the Water as 6-Year-Old Vacations With Family in Hawaii
自分の足の状態を見て泣き叫び始めた
「息子は、浜辺にいた私と夫のところにやって来て、足をケガしたみたいだと言った。そして下を見て、かかとに黒いトゲがたくさん刺さっているのを見るやいなや、泣き叫び始めた」とメーガンはそのときを振り返った。「片足でウニを思い切り踏んでしまったようだ」
ウニが原因で人が死に至ったケースは、これまで1件しかない。ダイビングの安全性向上を目的とした団体DAN(Divers Alert Network)によれば、ウニによるケガは、「刺し傷」や「擦り傷」「裂傷」というかたちであることが多い。
「痛みは、軽度から激痛までさまざまだ。痛みを左右する要因はいくつかあり、ウニの種類、ケガの部位、関節や筋組織の深部への影響の有無、刺し傷の数と深さ、痛みに対する個人の耐性などがある」
しかし、DANのガイダンスには、次のような注意書きがある。「きわめて稀ではあるが、ただちに生命にかかわる合併症が起きる可能性もあるため、医師の診断を受けることが重要だ」
母親のメーガンには不安を覚える理由があった。「息子はアレルギーがいくつかある」とメーガンは言った。
近くにいたライフガードは機敏に反応し、男児の傷をヨード液でふき取ると、酢を吹きかけた。そして、メーガンら家族に対し、傷口を「酢に何度か浸して、炭酸カルシウムでできているウニのトゲを溶かすよう」指示したという。
「可能なら、針を使ってウニのトゲを押し出すように言われた。ピンセットだけでは、トゲが折れてしまうからと」とメーガンは続けた。