最新記事
食事法

腸の健康に優しいデザートは?...生きた乳酸菌・食物繊維・抗酸化物質の「最強の組み合わせ」

The Best Dessert to Keep Your Gut Healthy, According to Nutritionist

2024年12月29日(日)12時00分
ルーシー・ノタラントニオ
ヨーグルトと果物

pixabay

<プロバイオティクスが豊富な食品を取り入れることで、腸の健康を大幅に改善することができる...>

夕食後に甘いものを食べたくなるものだが、その欲求を満たしながら腸の健康を保つデザートを見つけることは難しい。

2023年の「イプソス(Ipsos)調査」によれば、アメリカ人の多くが腸内細菌叢(そう/マイクロバイオーム)が健康全般に果たす役割に関する認識を有していない。消化不良の問題に悩み、あらゆる方法を試したものの諦めている人も5人に1人の割合でいる。

しかし、食事を見直し、プロバイオティクス(Probiotics)が豊富な食品を取り入れることで、腸の健康を大幅に改善することができる。

腸によい最適なデザートについて、ヨーグルトと果物の組み合わせを「究極の組み合わせ」と言い、美味しく腸に優しいおやつであると栄養士で腸の専門家のアマンダ・サウセダ氏は本誌に語る。

【動画】ヨーグルトと果物を「究極の組み合わせ」と語るサウセダ氏 を見る


 

腸によいヨーグルトとは?

ヨーグルトと果物は「デザート欲」を満たすだけでなく、腸に栄養を与える効果もある。ただし、適切なヨーグルトを選ぶためにも、ラベルをよく読むことが効果を最大化するカギであるとサウセダ氏は強調する。

「腸に良いヨーグルトを選ぶには、『生きた乳酸菌』『(腸内)活性菌』などと記載されているものを探してください。これらは、多くの種類のヨーグルトに含まれているため、選択肢はたくさんあります」

ヨーグルトに含まれる一般的なプロバイオティクス菌には、ブルガリア菌(Lactobacillus bulgaricus)とサーモフィラス菌(Streptococcus thermophilus)がある。特定の菌が特に優れているわけではないため、『生きた乳酸菌』『活性菌』と記載されている製品を選ぶことが重要だとサウセダ氏は述べる。

また、「バニラ味のヨーグルトを5種類試せば、それぞれ少しずつ異なる味がします」と述べるように、さまざまなブランドや種類を試して自分に合うものを見つけることも勧める。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

日産、ホンダとの統合協議を白紙に 取締役会が方針確

ワールド

「ガザ所有」のトランプ発言、国際社会が反発 中東の

ビジネス

EU、Temu・SHEINに販売責任 安価で危険な

ビジネス

独プラント・設備受注、昨年8%減 2年連続のマイナ
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:中国経済ピークアウト
特集:中国経済ピークアウト
2025年2月11日号(2/ 4発売)

AIやEVは輝き、バブル崩壊と需要減が影を落とす。中国「14億経済」の現在地と未来図を読む

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【一発アウト】税務署が「怪しい!」と思う通帳とは?
  • 2
    「体が1日中だるい...」原因は食事にあり? エネルギー不足を補う「ある食品」で賢い選択を
  • 3
    教職不人気で加速する「教員の学力低下」の深刻度
  • 4
    1日大さじ1杯でOK!「細胞の老化」や「体重の増加」…
  • 5
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる…
  • 6
    マイクロプラスチックが「脳の血流」を長期間にわた…
  • 7
    【USAID】トランプ=マスクが援助を凍結した国々のリ…
  • 8
    AIやEVが輝く一方で、バブルや不況の影が広がる.....…
  • 9
    「僕は飛行機を遅らせた...」離陸直前に翼の部品が外…
  • 10
    中国AI企業ディープシーク、米オープンAIのデータ『…
  • 1
    週刊文春は「訂正」を出す必要などなかった
  • 2
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる唯一の方法
  • 3
    1日大さじ1杯でOK!「細胞の老化」や「体重の増加」を予防するだけじゃない!?「リンゴ酢」のすごい健康効果
  • 4
    今も続いている中国「一帯一路2.0」に、途上国が失望…
  • 5
    「DeepSeekショック」の株価大暴落が回避された理由
  • 6
    【一発アウト】税務署が「怪しい!」と思う通帳とは?
  • 7
    「靴下を履いて寝る」が実は正しい? 健康で快適な睡…
  • 8
    「体が1日中だるい...」原因は食事にあり? エネルギ…
  • 9
    老化を防ぐ「食事パターン」とは?...長寿の腸内細菌…
  • 10
    足の爪に発見した「異変」、実は「癌」だった...怪我…
  • 1
    ティーバッグから有害物質が放出されている...研究者が警告【最新研究】
  • 2
    週刊文春は「訂正」を出す必要などなかった
  • 3
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる唯一の方法
  • 4
    有害なティーバッグをどう見分けるか?...研究者のア…
  • 5
    体の筋肉量が落ちにくくなる3つの条件は?...和田秀…
  • 6
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
  • 7
    「涙止まらん...」トリミングの結果、何の動物か分か…
  • 8
    1日大さじ1杯でOK!「細胞の老化」や「体重の増加」…
  • 9
    「戦死証明書」を渡され...ロシアで戦死した北朝鮮兵…
  • 10
    失礼すぎる!「1人ディズニー」を楽しむ男性に、女性…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中