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英語学習の足を引っ張る2つの勘違い...「ネイティブ信仰」と「丸暗記」から抜け出すには

2024年8月26日(月)13時52分
ニューズウィーク日本版ウェブ編集部

オススメの英会話の型3選

では、実際にどのように英語を学習するのがもっとも効果的なのでしょうか。

英語を学ぶみなさんからよく聞く悩みとして、「フレーズや単語をたくさん覚えたのに、いざとなると話したいことが口から出てこない!」というものがあります。

実は、やみくもにフレーズを暗記しても、会話力はそれほど上がりません。必要なのは自分が使いやすい「英会話の型」を覚えてしまうことです。

「型」をしっかりと覚えたら、次は自分の言いたいことに合わせて、必要な単語に置きかえ、自分だけのフレーズを作ってみましょう。

このように「型」の単語を入れ替えるだけで気持ち、行動などを伝えることができるんです。

書籍では私が厳選した100パターンの英会話の型を紹介していますが、今回はそのなかから、3つの「型」をピックアップしてご紹介しましょう。

YouTubeチャンネル「Sakura English」の動画と併せて、インプットとアウトプットを繰り返し行ってみてください。


英会話の型①「I'm afraid...」残念ながら...です。

[例文]
I'm afraid I can't.
残念ながら、できません。

▶相手にとって不都合なことを、ていねいに伝える

I'm afraid の意味は、後に続くものや文脈によって、少し異なります。I'm afraid of... は、「~を恐れる」という意味で使われますが、ここで紹介するI'm afraid (that) は相手にとっては不都合なことを、礼儀正しくていねいに伝えるときによく使われます。

接続詞のthat は省略されることも多いです。unfortunately(残念ですが)のていねいな言い方がI'm afraid なので、unfortunately を使った表現に言いかえることも可能です。


[使える! フレーズ]
I'm afraid that I can't attend the meeting.
残念ですが、出席できません。(attend the meeting=ミーティングに参加する)

I'm afraid that I can't help you.
残念ながら、お力になれません。

I'm afraid you are wrong.
残念ですが、間違っていますよ。

I'm afraid she will not come.
残念ですが、彼女は来ないですよ。


英会話の型②「I feel like ...ing」...したい気分

[例文]
I feel like eating pizza.
ピザが食べたい気分です。

▶希望や意見を伝えることができるI feel like+ing

I feel like...ing は、「~したい気分」という意味で、希望を相手に伝えるときによく使われる表現です。

似ている表現として「feel like +主語+動詞」がありますが、こちらの意味は「〜のように感じる」でまったく違う意味になります。I feellike I'm getting a cold.(風邪をひきそうな気がする)のように使います。

feel like...ing はカジュアルで口語的な表現です。フォーマルではないので注意が必要です。友だちとの会話で使う表現として覚えておきましょう。


[使える! フレーズ]
I feel like playing tennis today.
今日はテニスをしたい気分です。

I don't feel like doing anything today.
今日は何もする気にならない。

I feel like taking a nap.
昼寝をしたい気分です。(taking a nap=昼寝する)

I feel like going for a walk in the park.
公園を散歩したい気分です。(going for a walk=散歩に行く)

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