最新記事
株の基礎知識

株で資産形成するなら見ておきたい、長期「増収増益」「連続増配」の計21銘柄

2024年6月21日(金)06時55分
千葉 明 ※かぶまどより転載

中長期・好パフォーマンスの可能性

そもそも、こんな作業をしてみようと思い立ったのは、持論の裏付けを手にしたいと考えたからだ。正直に言うと、上位3社をはじめランキング上位に関して作業をして、裏付けが得られなければ「やめよう」という曖昧な考えではあったが......

私は短期投資(いわゆる「トレード」)を否定はしない。短期投資がなくては、株式市場は成り立たない。だが私自身は、株式投資で資産を形成することが「本道」だという認識が高い。それを実現するための一つの切り口として「長期連続増収営業増益銘柄は格好の銘柄選択法に違いない」と判断した。

上の3銘柄について過去10年間の株価パフォーマンス(株式分割等を勘案した調整済み株価。以下同)を算出した。その結果は......

【A】3.08倍
【B】3.83倍
【C】6.59倍

納得のいく結果を見せてくれた。他にも、ランキング上位の企業には以下のような銘柄が続く。

【第4位】エス・エム・エス<2175> 連続増収営業増益21年間。今3月期も継続計画
【第5位】ベルク<9974> 同19年間。今3月期も継続計画
【第6位】ビジネス・ワンホールディングス<4827> 同16年間。今2月期も継続予定
【第7位】グリーンクロス<7533> 同15年間。今4月期も連続計画
【第7位】MonotaRo<3064> 同15年間。今12月期も連続予定
【第7位】オービック<4684> 同15年間。今3月期も継続計画
【第7位】SCSK<9719> 同15年間。今3月期も増収営業増益予定
【第7位】ヤオコー<8279> 同15年間。今3月期も増収営業増益予定

各企業の過去10年間の株価パフォーマンスはどうか。我が住処から徒歩2分にある、埼玉県を中心に関東圏で184店の食品スーパーを展開するヤオコー(7位タイ)を例に引くと、過去10年の株価パフォーマンスは2.66倍。

他にも10年に着々近づいている銘柄などは「中長期好パフォーマンス銘柄」の可能性を孕んでいると言えるのではないだろうか。

(参考記事)日本版・配当貴族指数が誕生 その魅力とインフレ時代に人気の理由

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

ロシアがICBM発射、ウクライナ発表 初の実戦使用

ワールド

国際刑事裁判所、イスラエル首相らに逮捕状 戦争犯罪

ワールド

イスラエル軍、ガザ北部の民家空爆 犠牲者多数

ビジネス

米国は以前よりインフレに脆弱=リッチモンド連銀総裁
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:超解説 トランプ2.0
特集:超解説 トランプ2.0
2024年11月26日号(11/19発売)

電光石火の閣僚人事で世界に先制パンチ。第2次トランプ政権で次に起きること

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    Netflix「打ち切り病」の闇...効率が命、ファンの熱が抜け落ちたサービスの行く末は?
  • 2
    「会見拒否」で自滅する松本人志を吉本興業が「切り捨てる」しかない理由
  • 3
    日本人はホームレスをどう見ているのか? ルポに対する中国人と日本人の反応が違う
  • 4
    元幼稚園教諭の女性兵士がロシアの巡航ミサイル「Kh-…
  • 5
    「ワークライフバランス不要論」で炎上...若手起業家…
  • 6
    北朝鮮兵が「下品なビデオ」を見ている...ロシア軍参…
  • 7
    習近平を側近がカメラから守った瞬間──英スターマー…
  • 8
    「1年後の体力がまったく変わる」日常生活を自然に筋…
  • 9
    NewJeans生みの親ミン・ヒジン、インスタフォローをす…
  • 10
    【ヨルダン王室】生後3カ月のイマン王女、早くもサッ…
  • 1
    朝食で老化が早まる可能性...研究者が「超加工食品」に警鐘【最新研究】
  • 2
    北朝鮮兵が「下品なビデオ」を見ている...ロシア軍参加で「ネットの自由」を得た兵士が見ていた動画とは?
  • 3
    朝鮮戦争に従軍のアメリカ人が写した「75年前の韓国」...写真を発見した孫が「衝撃を受けた」理由とは?
  • 4
    自分は「純粋な韓国人」と信じていた女性が、DNA検査…
  • 5
    「会見拒否」で自滅する松本人志を吉本興業が「切り…
  • 6
    ロシア陣地で大胆攻撃、集中砲火にも屈せず...M2ブラ…
  • 7
    アインシュタイン理論にズレ? 宇宙膨張が示す新たな…
  • 8
    建物に突き刺さり大爆発...「ロシア軍の自爆型ドロー…
  • 9
    沖縄ではマーガリンを「バター」と呼び、味噌汁はも…
  • 10
    クルスク州の戦場はロシア兵の「肉挽き機」に...ロシ…
  • 1
    朝食で老化が早まる可能性...研究者が「超加工食品」に警鐘【最新研究】
  • 2
    北朝鮮兵が「下品なビデオ」を見ている...ロシア軍参加で「ネットの自由」を得た兵士が見ていた動画とは?
  • 3
    外来種の巨大ビルマニシキヘビが、シカを捕食...大きな身体を「丸呑み」する衝撃シーンの撮影に成功
  • 4
    朝鮮戦争に従軍のアメリカ人が写した「75年前の韓国…
  • 5
    自分は「純粋な韓国人」と信じていた女性が、DNA検査…
  • 6
    秋の夜長に...「紫金山・アトラス彗星」が8万年ぶり…
  • 7
    北朝鮮兵が味方のロシア兵に発砲して2人死亡!? ウク…
  • 8
    「会見拒否」で自滅する松本人志を吉本興業が「切り…
  • 9
    足跡が見つかることさえ珍しい...「超希少」だが「大…
  • 10
    モスクワで高層ビルより高い「糞水(ふんすい)」噴…
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中