株で資産形成するなら見ておきたい、長期「増収増益」「連続増配」の計21銘柄
4半世紀以上の連続増配も
次いで、長期連続増配銘柄を検証してみる。
第1位は花王<4452>で34年。第2位はSPK<7466>の25年。花王に関しては「目下、収益構造の改革と格闘中」という指摘がある。だが両社とも、4半世紀以上の連続増配という意味は大きい。
アメリカの重要株価指標S&P500の構成銘柄の中で「連続増配25年以上」で構成される「配当貴族指数」があるが、名だたるファンドマネージャーはそのパフォーマンスを上回ることを年次目標としている。花王の過去10年間の株価パフォーマンスは目下49%にとどまっているが、SPKは2.1倍。
ランキング上位企業としては、この2社に続いて、こんな銘柄が登場している。
【第3位】三菱HCキャピタル<8593> 連続増配24年。株価1031円。予想配当利回り3.1%。過去10年の株価パフォーマンスは84%
【第3位】小林製薬<4967> 同24年。5544円。1.49%。57%
【第5位】ユー・エス・エス<4732> 同23年。1248円。2.58%。35%
【第5位】リコーリース<8566> 同23年。5100円。2.6%。64%
【第5位】トランコム<9058> 同23年。6210円。1.9%。27%
【第8位】ユニ・チャーム<8113> 同22年。5131円。0.71%。76%
【第9位】沖縄セルラー電話<9436> 同21年。3595円。2.67%。2.22倍
【第9位】サンドラッグ<9989> 同21年。4045円。2.57%。65%
やはり、10年に近づく連続増配を示している銘柄は要注目と言えるのではないか。
*正解*
【A】イー・ギャランティ<8771> 東証プライム。企業の売掛債権保証で成長
【B】パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス<7532> 東証プライム。旧ドン・キホーテ
【C】GMOペイメントゲートウェイ<3769> 東証プライム。EC業者向け決済処理サービス
[執筆者]
千葉 明(ちば・あきら)
東京証券取引所の記者クラブ(通称・兜倶楽部)の詰め記者を振り出しに、40年以上にわたり、経済・金融・ビジネスの現場を取材。現在は執筆活動のほか、講演活動も精力的に行う。『野村證券・企業部』『ザ・ノンバンク』『円闘』など著書多数。
2025年1月21日号(1月15日発売)は「トランプ新政権ガイド」特集。1月20日の就任式を目前に「爆弾」を連続投下。トランプ新政権の外交・内政と日本経済への影響を読む
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