株で資産形成するなら見ておきたい、長期「増収増益」「連続増配」の計21銘柄
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<株式投資に「絶対」はないが、増収増益や連続増配を長期にわたって続けている企業は注目に値する>
断るまでもなく、株式投資に「絶対」はない。では、投資対象の俎上に載せるべき銘柄は、何を頼りに絞り込んでいくのか。
一口に言えば、経験則である。過去が教える経験に学ぶべきである。当面の動きを学ぶ経験則としては「チャート」がある。また、中長期投資(株式投資による資産形成)を勘案するなら、「長期間にわたる連続増収営業増益銘柄」「長期連続増配銘柄」に学ぶ方法がある。今回は後者を検証してみたい。
まずもってお断りしておくが、本記事に登場する銘柄を「買い対象とする」ということではない。参考にしつつ、「これらに続く銘柄」に着目したい、というのが主旨だ。
増収増益を連続◎十年続ける3社
便利な時代になった。「長期増収営業増益企業」や「長期連続増配企業」のランキングを手に入れるには、かつてなら証券会社の株式投資情報部に出向き、口説きに口説いてキャッチしなくてはならなかった。が、いまは投資情報紙誌や、あるいはネット媒体で容易に手にすることができる。
さて、そこで問題。以下のA〜Cに該当する連続増収営業増益企業はどこでしょうか?
【A】
・前期(2024年3月期)までの連続増収営業増益は、22年間
・2000年設立、2007年上場
・本稿執筆時点の株価1300円台前半、予想配当利回り2.80%。年初来高値2077円/安値1258円
・前期は11.8%増収、15.6%営業増益。今期計画も10.2%増収(101億円)、5.2%営業増益(51億円)
【B】
・前期(2023年6月期)までの連続増収営業増益は、32年間
・1980年設立、1996年上場
・株価3800円前後、予想配当利回り0.55%。年初来高値4122円/安値3146円
・前期は、5.8%増収、18.7%営業増益。今期計画は第2四半期開示と同時に、6.9%増収(2兆円)、23.5%営業増益(1300億円)に上方修正。中間期実績はそれぞれ、1兆475億9400万円、755億100万円
【C】
・前期(2023年9月期)までの連続増収営業増益は、23年間
・1995年設立、2005年上場
・株価7000円強、予想配当利回り1.1%。年初来高値1万865円/安値6624円
・前期は25.5%増収、25.6%営業増益。今期計画は、16.1%増収/中間期16.0%増収(353億4100万円)、23.1%営業増益/中間期20.5%営業増益(124億7000万円)。中間期計画に対し開示済みの実績はすでに360億9900万円、126億5200万円。上方修正の公算大
この3社、実は、長期連続増収営業増企業の上位3社である。答えは本記事の最後に記すので、ぜひ考えてみてほしい。