最新「殺人ミステリー」で主演...あの「政治好き」俳優が米大統領選とAI規制について「いま言いたいこと」
Partners in Crime
物語は若き海運王レオ・バルダキス(リチャード・マッデン)の不審死を中心に展開する。警察の報告書では事故死とされたものの、レオの義妹ペネロピ(ウッドリー)は殺人を疑う。犯人は親族の中にいるが、強大な力を持つバルダキス一族に地元警察は逆らえない、と考えたのだ。
嫉妬と秘密と危険が交錯するなか、ニックは自らも問題を抱えながらも、バルダキス一族が支配する世界の真相に迫ろうとする。ペネロピは、自らの夫でレオの双子の弟であるエリアス(マッデン=二役)をも疑うようになる。
役作りをする上で、ゴードン・レビットは過去の「偉大な」探偵映画からインスピレーションを得たという。
「『チャイナタウン』や『ロング・グッドバイ』とかね。モノクロ映画時代までさかのぼるなら、『マルタの鷹』や『深夜の告白』もまさにその手の映画だよね」と、彼は言う。「もっと最近の映画も好きだ。コーエン兄弟は素晴らしい探偵物の殺人ミステリー映画をいくつも作っている」
自然にすっと役に入れた
自らも闇を抱える探偵という役になり切るのは難しくなかった。「正直言って、全体としては簡単なほうだった。難しい役もある一方で、なぜか自然に演じられるような役もある。今回は後者のほうだった」と、彼は言う。「この役は、台本からすっとイメージが浮かんだ」