「これはない」セクハラ疑惑のプラスサイズ歌手、ビキニで過激な「尻振りダンス」披露...フォロー解除するファン続出
リゾ(7月7日、オランダ・ロッテルダム) Ben Houdijk-Shutterstock
<体型批判やセクハラがあったとして元バックダンサーから訴えられたリゾが、ビキニ姿で「トゥワーク」する姿を披露。被害者の感情を逆なでするような過激な動画に批判が殺到している>
自身のプラスサイズ体型をポジティブに発信して人気を博してきた歌手リゾが、バックダンサーからセクハラで訴えられて物議を醸す中、ビキニ姿で尻を振る動画をインスタグラムに投稿して「これはない」と炎上している。
【動画】「これはない」と炎上しているリゾの過激な「尻振りダンス」
問題となったのは、青い花柄のビキニを着用したリゾが、カーディ・Bとミーガン・ジー・スタリオンの新曲「Bongos」に合わせてプールサイドでカメラに向かって尻を振るダンス「トゥワーク」をする姿だ。
3人の元バックダンサーから体型批判やセクハラがあったとして訴えられたリゾが、被害者の感情を逆なでするような過激な動画を投稿したことに一部フォロワーは大激怒。「不要なダンス」「注目されるためにやっているだけ」「日曜の朝に見たくない」と不快感を示すコメントが殺到し、フォロー解除を宣言するファンも出ている。
6人のダンサーが新たに被害を告白
また、訴訟について「信じられないような話」「あまりに常識を逸している」「私は悪役ではない」と反論し、体重を理由に批判したり、解雇したりすることはしていないと声明を発表したリゾに対し、動画を投稿する前に「やるべきことをするべき」「問題をちゃんと解決しろ」「何が起きているのか真剣に取り組んでほしい」と厳しい声も寄せられている。
リゾを提訴したダンサーたちは、オランダ・アムステルダムのクラブを訪れた際に裸のパフォーマーと交流するよう圧力を受けたと述べ、パフォーマーの女性器から出ているバナナを食べるよう強要されたなどと主張している。その後6人のダンサーが同様の性的嫌がらせや体型批判を受けたと新たに被害を告白していることも明らかになり、「謝罪すべき」との声が出ている。
しかし、その後ものんきに日本滞在中の写真や、ド派手な衣装に身を包みヨットで休暇を楽しむ姿などをインスタグラムに投稿し続けており、「嫌いなら見なければいい」と擁護するファンと「リゾをキャンセルする」と批判するアンチが対立している。
8月1日に訴訟を起こされて以降、数日で22万人近くフォロワーを失ったとされるリゾ。「ボディポジティブ」ムーブメントのアイコン的存在だったリゾが、「自らの言葉が真実であると証明してほしい」と求めるファンの声に応える日は来るのだろうか。
[筆者]
千歳香奈子
北海道・札幌市出身。1992年に渡米し、カリフォルニア州サンタモニカ大学で写真を学ぶ。96年アトランタ五輪の取材アシスタントとして日刊スポーツ新聞社アトランタ支局に勤務。ロサンゼルス支局、東京本社勤務を経て99年よりロサンゼルスを拠点にハリウッドスターら著名人へのインタビューや映画、エンターテイメント情報等を取材、執筆している。日刊スポーツ新聞のサイトにてハリウッド情報や西海岸のトレンドを発信するコラムも寄稿中。著書に『ハリウッド・セレブ』(学研新書)。
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