【全文】元Jr.のカウアン・オカモトが「ジャニー喜多川氏の性加害」会見で語ったこと
――ジャニーさんは1万円を渡すときにどんなことを言ったのか。
基本的にジャニーさんとその行為に関してだったり、そういうことはしゃべらないんですね。なかったことのような雰囲気で過ごしているので。毎回1万円が渡されるわけじゃなくて、割と気まぐれというか、ある時とない時があって。あと、みんなの前でたぶん渡したくないと思うので、エレベーターの中だったりとか。エレベーターでもらう際には、2人になったときに、ポケットから出して「これ、持っときなよ」みたいな軽い感じで。あくまでも、されたからもらえるっていうことではなくて。たぶんそういうことがあった次の日にもらったりすることが、みんなエレベーターの中で多くて......っていう感じですね。
――確認だが、4年間のうちにマンションで会った100人から200人のJr.はみんな性的被害を受けていたのではないかと考えている?
ほとんどみなさんあると思います。マンションに行ったり、家に行くっていうのは、特に売れているとか、ジャニーさんのお気に入りだったりするので。売れていたり、出ている子たちはほぼ確実、と言っても過言じゃないぐらいだと思います。
だいたい20人ぐらいなんですよ、一晩に泊まれるマックスが。電話でジャニーさんに行けるかどうか確認するんです。僕が100回以上泊まってるってことは、ほとんど(毎回)いっぱいなので、100人どころじゃないんですけど。まあ少なく見積もって......っていう感じです。
――ファンはグループを信用したいという思い、アーティストを守りたいという気持ちがあるはず。ファンに言いたいことはあるか。
ファンの方々へ(のメッセージ)は難しいですけど、自分の好きなアイドルだったりタレントを応援するのを続けるのはいいんですけど、そういうこと(性暴力)も事実としてあるので、そこから(目を)背けるのではなくて、事実としてあることは理解した上で、リスペクトして応援するのがいいと思います。
みんなそういう思いをして、いろんなことに耐えてデビューしている。僕も僕以外のメンバーをリスペクトしますし、ファンの方もそれを知った上で、これが認められて次のステップにいけたら新しいジャニーズとか、新しい理想になるんじゃないかなと僕は思います。