「年齢制限が必要」「下品」 サム・スミス新曲MVが「過剰に性的」と賛否の声
同じくらい性的なMVはたくさんあるのに...
一方で、スミスを擁護するソーシャルメディアユーザーもたくさんいる。彼らに言わせれば、批評家や荒らしたちは、スミスが自分自身の体に「心地良さを感じている」ことを攻撃しているという。世の中の多くのミュージックビデオが同程度に性的な内容を含んでいるにもかかわらず、スミス以外のものについては年齢制限に関するコメントは見られない、とも彼らは指摘している。
「サム・スミスに対する上品ぶった反応は、ホモフォビア(同性愛嫌悪)とボディー・シェイミング(人の外見を馬鹿にしたり批判したりすること)を一緒にしたようなものだ。ミュージックビデオの大半は性的なのに、LGBT+のビデオだけが、保守的なピューリタンの基準で見られている。それは、プライドやエンパワメント、セルフラブに対する恐怖だ」と、ある人物はツイートしている。
ティックトックのインフルエンサー、マックス・ホーヴィーは1月28日に投稿した動画で、「これまでにも魅力的な細身の女性たちが同じようなことをやってきたのに、太ったノンバイナリーが同じことをやった途端に、不適切だと言われ始めた」と分析している。
ホーヴィーはさらに、「メディアにおいては、社会が期待する美の基準から外れた人にとって、性の解放は存在しない」と説明した。そのため、そうした人が性の解放を「受け入れる」と、皆が「感情を爆発させる」のだと、ホーヴィーは指摘している。
(翻訳:ガリレオ)