セレブが投稿した子供たちの写真に、「不自然」「気持ち悪い」とのコメントが殺到
Jessie James Decker's Ripped Kids Backlash Slammed by Trainer: 'Very Wrong'
ジェシー・ジェームス・デッカー(左、2015年6月) Eric Henderson-Reuters
<子供たちが妙に筋肉質だとして「画像修正」などの声が上がったが、他人の肉体を中傷するのはボディシェイミングだと専門家が批判>
カントリー歌手ジェシー・ジェームス・デッカーがSNSに投稿した、自身の子どもたちの写真が物議をかもしている。子どもたちの肉体が妙に引き締まり、筋肉の筋が浮き出して見えることから、彼女が「子どもたちの腹筋がくっきり見えるように写真を加工した」と非難する声が上がったのだ。
■【写真】不自然? 「画像修正だ」などと批判されたデッカーの子供たちの写真
彼女の投稿に対するコメントには「うらやましい筋肉だ」「トレーニング法を教えてほしい」といった好意的なものもあったが、「何の(写真加工)アプリを使ったの?」「子どもにこんな腹筋はない。気持ち悪く見える」「あまりに不自然」といった批判的なものも多く寄せられた。
これを受けてデッカーは子どもたちの体が映った別の動画を投稿することで、加工などしていないことを証明した。フィットネス系のあるインフルエンサーは、デッカーの投稿に対する批判を「ひどく間違った行為」だと非難している。
米人気番組「ダンシング・ウィズ・ザ・スターズ」の最新シーズンへの出演でも話題のデッカーは、インスタグラム上でこの問題に言及。子どもたちの動画を投稿し、子どもたちの体つきはデジタル修正したものではなく、自然なものだと証明した上で、「修正(加工)だ」と騒いだ人々を「どうかしている」と強く非難した。
この問題についてフィットネスモデル兼コーチのケイティー・コリオは本誌に対して、デッカーの子どもたちの引き締まった体つきをめぐる議論は、(他人の外見や体型について馬鹿にしたり批判したりする)ボディシェイミングと同種の偏見だと批判。本当の自分の体を「不自然」などと言われた子どもたちが受けるであろう苦痛を懸念し、どれだけ引き締まった体つきになるかには遺伝的な要素が大きく影響すると説明した。
「何が普通か」を決めつけるべきではない
「もともと筋肉質で、筋肉の輪郭などがくっきり浮き出ている人もいれば、そうでない人もいる」と彼女は述べ、さらにこう続けた。「全ては遺伝的な要素と、どんなことをしているかによって決まる。体型を変えるためのトレーニング法は数多くある」
デッカーはソーシャルメディアへの投稿の中で、子どもたちは体操やダンスなどの活動に参加していて運動量が多い傾向にあるし、父親がNFL(全米プロフットボールリーグ)の元選手であると説明した。
「体について何を普通とするのか、選り好みをするのはやめて、全ての人や子どもたちを受け入れよう」と彼女は書き、さらにこう続けた。「もっといい自分になりたいなら、もっといい行いをしよう」