「死にたい」と言った私を救った、母の「意外な言葉」──サヘル・ローズさん
でも結果的に、そうしたお芝居の仕事が、自分の救いにもなっています。今までたくさん苦労した経験は引き出しでもあり、それらを糧としてお芝居や作品で表現していきたいと思っています。
好きな言葉は「ありがとう」
── タイトルにある「言葉の花束」、一番好きな言葉は何ですか。
とてもシンプルなのですが、「ありがとう」です。
一つ一つ、自分に対してやってくれることは当たり前ではないので、きちんと相手に一つ一つ「ありがとう」と言うようにしています。
それを言い過ぎてロケで「ありがとう、言い過ぎです」って怒られちゃったこともありますけどね(笑)。
今日もインタビューのためにいろいろ準備してくださり、本当にありがとうございました。
『言葉の花束 困難を乗り切るための「自分育て」』
著者:サヘル・ローズ
出版社:講談社
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サヘル・ローズ
俳優・タレント
1985年イラン生まれ。幼少時代はイランの孤児院で生活し、7歳のときにフローラ・ジャスミンの養女として引き取られる。8歳で養母とともに来日。高校時代に受けたラジオ局J-WAVEのオーディションに合格して芸能活動を始める。レポーター、ナレーター、コメンテーターなど様々なタレント活動のほか、俳優として映画やテレビドラマに出演し舞台にも立つ。
また芸能活動以外では、国際人権NGOのすべての子どもに家庭を」の活動で親善大使を務めていた。現在も社会貢献活動を続け、公私にわたる活動が評価され、アメリカで人権活動家賞を受賞。著書には『戦場から女優へ』(文藝春秋)、フォトジャーナリストの安田菜津紀氏との共著で写真詩集『あなたと、わたし』(日本写真企画)がある。
flier編集部
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