最新記事

BTSが変えた世界

グラミー賞ノミネートの快挙! BTSメンバーと世界のファンの歓喜の声

K-Pop Stars BTS and Their Fans Celebrate Historic Grammy Nomination

2020年11月26日(木)13時35分
ジョン・ジャクソン

Heo Ran-REUTERS

<BTS初の英語歌詞シングル「Dynamite(ダイナマイト)」が、最優秀ポップ・デュオ/グループ・パフォーマンス部門で米グラミー賞の候補に選ばれた。ようやく正当に評価されたことに、ネット上では祝福の投稿が広まった>

(本誌12月1日号は「BTSが変えた世界」特集です)
20201201issue_cover200.jpg
BTS(防弾少年団)が米グラミー賞にノミネートされるという歴史的快挙を成し遂げた。初の英語歌詞シングル「Dynamite(ダイナマイト)」が、最優秀ポップ・デュオ/グループ・パフォーマンス部門で候補に選ばれたのだ。Kポップグループがグラミー賞の主要部門にノミネートされたのは初めて。グラミー賞を主催する米国レコード芸術科学アカデミーがBTSをほぼ無視してきたことにも、これで終止符が打たれた。

BTSと彼らを愛するファン「ARMY」は、ようやく正当な評価がされたことをネット上で祝った。

BTSの公式ツイッターアカウントは、BTSがノミネートされた瞬間のメンバー4人の様子を映した動画をツイート。JIMIN(ジミン)、 JUNG KOOK(ジョングク)、RMは興奮を抑えきれず、Vだけは冷静な様子に見える(JIN、J-HOPEとSUGAはその場にいなかった)。

世界中のファンたちも同じように喜びではじけていた。例えば、インドにいるライターは「あなたたちを誇りに思う。私もうれしい。愛してます、グラミー候補になったアーティストBTS」とツイートした。

エンターテインメント業界でもよく知られたBTSファンである人物もインスタグラムでこの歴史的瞬間を記念した。レスラー出身の俳優ジョン・シナだ。彼はなんの説明も付けず、BTSの写真だけを投稿した。

BTSがたびたび出演している番組『レイト・レイト・ショー』の司会を務める俳優のジェームズ・コーデンは、番組のアカウントと自身のアカウントで喜びのツイート。コーデンはJIMINを「ベイビー・モチ」、自分を「パパ・モチ」と呼び、アカウント名にも付けているほど仲がいい。

あるライターは、「7人のアジア人男性が一度にそろってグラミー賞候補になるのを見るのは、すごいことだ。おめでとう。自分たちを代表するような的存在を求めているアジア人コミュニティーにとって、とても感動的な瞬間だ」と書いた。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

米国株式市場=S&P・ナスダック上昇、トランプ関税

ワールド

USTR、一部の国に対する一律関税案策定 20%下

ビジネス

米自動車販売、第1四半期は増加 トランプ関税控えS

ビジネス

NY外為市場=円が上昇、米「相互関税」への警戒で安
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:引きこもるアメリカ
特集:引きこもるアメリカ
2025年4月 8日号(4/ 1発売)

トランプ外交で見捨てられ、ロシアの攻撃リスクにさらされるヨーロッパは日本にとって他人事なのか?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    自らの醜悪さを晒すだけ...ジブリ風AIイラストに「大はしゃぎ」する人に共通する点とは?
  • 2
    8日の予定が286日間に...「長すぎた宇宙旅行」から2人無事帰還
  • 3
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる唯一の方法
  • 4
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い…
  • 5
    ロシア空軍基地へのドローン攻撃で、ウクライナが「…
  • 6
    磯遊びでは「注意が必要」...6歳の少年が「思わぬ生…
  • 7
    「隠れたブラックホール」を見つける新手法、天文学…
  • 8
    【クイズ】アメリカの若者が「人生に求めるもの」ラ…
  • 9
    【クイズ】2025年に最も多くのお金を失った「億万長…
  • 10
    トランプが再定義するアメリカの役割...米中ロ「三極…
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?
  • 2
    ロシア空軍基地へのドローン攻撃で、ウクライナが「最大の戦果」...巡航ミサイル96発を破壊
  • 3
    800年前のペルーのミイラに刻まれた精緻すぎるタトゥーが解明される...「現代技術では不可能」
  • 4
    ガムから有害物質が体内に取り込まれている...研究者…
  • 5
    テスラの没落が止まらない...株価は暴落、業績も行き…
  • 6
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる…
  • 7
    一体なぜ、子供の遺骨に「肉を削がれた痕」が?...中…
  • 8
    自らの醜悪さを晒すだけ...ジブリ風AIイラストに「大…
  • 9
    「この巨大な線は何の影?」飛行機の窓から撮影され…
  • 10
    現地人は下層労働者、給料も7分の1以下...友好国ニジ…
  • 1
    中国戦闘機が「ほぼ垂直に墜落」する衝撃の瞬間...大爆発する機体の「背後」に映っていたのは?
  • 2
    「テスラ時代」の崩壊...欧州でシェア壊滅、アジアでも販売不振の納得理由
  • 3
    「さようなら、テスラ...」オーナーが次々に「売り飛ばす」理由とは?
  • 4
    「一夜にして死の川に」 ザンビアで、中国所有の鉱山…
  • 5
    テスラ失墜...再販価値暴落、下取り拒否...もはやス…
  • 6
    「今まで食べた中で1番おいしいステーキ...」ドジャ…
  • 7
    市販薬が一部の「がんの転移」を防ぐ可能性【最新研…
  • 8
    テスラ販売急減の衝撃...国別に見た「最も苦戦してい…
  • 9
    テスラの没落が止まらない...株価は暴落、業績も行き…
  • 10
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中