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新型コロナウイルスで休業の映画館に代わり脚光 日米韓それぞれのドライブインシアター

コロナパニックが教えてくれたこと

無くなって改めてそのありがたみや重要性を知ることがある。昨今では「映画館なんて、NetflixのようなOTT全盛期に必要ないのでは?」という声も上がってきていた。しかし、自宅で外出自粛する期間が長引くと人々は映画をスクリーンで見るために、あの手この手を考えだしている。

今回の世界的な新型コロナウイルスによるパニックは、これまでの生活を見直すきっかけを作ってくれたが、その中の一つは、「やはり映画は映画館で観たい」と思う気持ちに気付いたことだった。NetflixやHuluといったOTT(ネット動画配信サービス)が根付いた今、人はなぜわざわざ「映画館」へ行きお金を払ってまで映画を観ることを求めるのか?

それは真っ暗な空間にぽっかり開いた四角い穴を通し、想像力の異世界をのぞき見できるからだ。たった2時間のこの小旅行を、劇場に居合わせた赤の他人と一緒に共有できる、それこそが映画の真の醍醐味なのだ。


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2020年4月21日号(4月14日発売)は「日本人が知らない 休み方・休ませ方」特集。働き方改革は失敗だった? コロナ禍の在宅勤務が突き付ける課題。なぜ日本は休めない病なのか――。ほか「欧州封鎖解除は時期尚早」など新型コロナ関連記事も多数掲載。

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