最新記事

名作

元気が出る映画厳選40本

人生を見詰め直すきっかけや逆境と戦う勇気をくれる。そんな映画の力を信じるあなたに贈る決定版

2011年4月27日(水)14時58分
デービッド・アンセン(映画ジャーナリスト)

真っ直ぐに 一途さと周囲の理解で障害を乗り越えた『リトル・ダンサー』(2000)のビリー AFLO

 1本の映画に世界を変える力はないかもしれない。だが映画館の暗闇で過ごす90分が、気分をがらりと変えてくれることはある。人生の見方が変わり、散々だった1日が楽しくなることもある。「俺も捨てたもんじゃない」と思えたり、「生き方を変えよう」と奮起できたりもする。

 だから私たちは慰めや現実逃避、鋭い視点やインスピレーションを求めて映画と向き合う。自然の猛威に打ちひしがれ、経済危機の出口は見えず、政治的・宗教的対立が世界の安定を脅かす──この暗く、さまざまな衝突を抱えた時代にこそ映画の力を信じたい。

 そんな思いを込めて、ここでは元気になれる40本を紹介しよう。

 幸せはさまざまな形でやって来る。だから、ここで挙げるのは口当たりのいいおとぎ話ばかりではない。握手やキス、1杯のシャンパンで激しい争いがハッピーエンドを迎える映画に酔うのもいい。若き日のエリザベス・テーラーや黄金期の三船敏郎のようなスターに憧れ、フレッド・アステアやジョン・トラボルタのように踊れる世界を夢見るのもいい。だが、時に元気のもとになるのは泣ける映画だし、他人の苦しみを見て自分の人生がよく分かることもあるのだから──。...本文続く

──ここから先は4月27日発売の『ニューズウィーク日本版』合併号 2011年5月4/11日号をご覧ください。
<デジタル版のご購入はこちら
<iPad版、iPhone版のご購入はこちら
<定期購読のお申し込みはこちら
 または書店、駅売店にてお求めください。

■カバー特集は「今だからこそ見るべき映画100本」
 名作も新作も、ラブコメも戦争ドキュメンタリーも、この一冊に凝縮しました! 

他にも見逃せないラインアップ
■戦場ジャーナリストの死が意味するもの
─先週、リビアの内戦を取材中に命を落とした2人のカメラマンの素顔と遺作
■光と影、2つのイギリスの物語
──甘〜いロイヤルウエディングの一方の荒れた現実とは
■神様バフェットも人の子だった

<最新号の目次はこちら

[2011年5月 4日号掲載]

今、あなたにオススメ

関連ワード

ニュース速報

ビジネス

独成長率、第4四半期速報0.1%減 循環・構造問題

ワールド

米国の新たな制裁、ロシアの石油供給を大幅抑制も=I

ビジネス

ユーロ圏鉱工業生産、11月は前月比+0.2%・前年

ワールド

インドネシア中銀、0.25%利下げ 成長支援へ予想
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:トランプ新政権ガイド
特集:トランプ新政権ガイド
2025年1月21日号(1/15発売)

1月20日の就任式を目前に「爆弾」を連続投下。トランプ新政権の外交・内政と日本経済への影響は?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    ティーバッグから有害物質が放出されている...研究者が警告【最新研究】
  • 2
    体の筋肉量が落ちにくくなる3つの条件は?...和田秀樹医師に聞く「老けない」最強の食事法
  • 3
    メーガン妃のNetflix新番組「ウィズ・ラブ、メーガン」がSNSで大反響...ヘンリー王子の「大惨敗ぶり」が際立つ結果に
  • 4
    「日本は中国より悪」──米クリフス、同業とUSスチ…
  • 5
    ド派手な激突シーンが話題に...ロシアの偵察ドローン…
  • 6
    大麻は脳にどのような影響を及ぼすのか...? 高濃度の…
  • 7
    日鉄はUSスチール買収禁止に対して正々堂々、訴訟で…
  • 8
    ロシア軍高官の車を、ウクライナ自爆ドローンが急襲.…
  • 9
    TikTokに代わりアメリカで1位に躍り出たアプリ「レ…
  • 10
    中国自動車、ガソリン車は大幅減なのにEV販売は4割増…
  • 1
    ティーバッグから有害物質が放出されている...研究者が警告【最新研究】
  • 2
    体の筋肉量が落ちにくくなる3つの条件は?...和田秀樹医師に聞く「老けない」最強の食事法
  • 3
    「涙止まらん...」トリミングの結果、何の動物か分からなくなったペットの姿にネット爆笑【2024年の衝撃記事 5選】
  • 4
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
  • 5
    「戦死証明書」を渡され...ロシアで戦死した北朝鮮兵…
  • 6
    ロシア兵を「射殺」...相次ぐ北朝鮮兵の誤射 退却も…
  • 7
    睡眠時間60分の差で、脳の老化速度は2倍! カギは「…
  • 8
    装甲車がロシア兵を轢く決定的瞬間...戦場での衝撃映…
  • 9
    メーガン妃のNetflix新番組「ウィズ・ラブ、メーガン…
  • 10
    トランプさん、グリーンランドは地図ほど大きくない…
  • 1
    ティーバッグから有害物質が放出されている...研究者が警告【最新研究】
  • 2
    大腸がんの原因になる食品とは?...がん治療に革命をもたらす可能性も【最新研究】
  • 3
    体の筋肉量が落ちにくくなる3つの条件は?...和田秀樹医師に聞く「老けない」最強の食事法
  • 4
    夜空を切り裂いた「爆発の閃光」...「ロシア北方艦隊…
  • 5
    インスタント食品が招く「静かな健康危機」...研究が…
  • 6
    ロシア軍は戦死した北朝鮮兵の「顔を焼いている」──…
  • 7
    TBS日曜劇場が描かなかった坑夫生活...東京ドーム1.3…
  • 8
    「涙止まらん...」トリミングの結果、何の動物か分か…
  • 9
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
  • 10
    「戦死証明書」を渡され...ロシアで戦死した北朝鮮兵…
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中