人生経験が役立つ! 50歳の人こそ今から株を始めるべき理由
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<バブルもバブル崩壊も、リーマンショックもくぐり抜けてきた。資産運用においても、50代ならば20代や30代とは違った判断ができるはずだ>
最近の50代のライフスタイルは多様化している。住まいも持家・賃貸・社宅など様々で、三世代同居の大家族もいれば、一人暮らしの人もいる。
すでに孫に囲まれている人、これから子どもの教育費が大変な時期にさしかかる人、住宅ローンが長く続く人、親の介護をしている人、夫婦共働きで生活にゆとりがある人、独身で仕事一筋の人......など、百人いれば百通りの人生を歩んでいる。
社会人デビューからまもない20代前半の人が株を始める場合と違って、手持ちの資産状況も様々だ。したがって、現在ある資産を、老後に向けてどのように活用していくかを考えた投資方法が必要になってくる。
50年の経験は投資にも役に立つ
ライフスタイルは人それぞれでも、50代に共通しているのは、一般的に定年が近づいてきて収入はピークから下り坂になり、セカンドライフを考えざるを得なくなることだ。気力・体力・集中力が年々衰えてくるのも否めない。
こうした状況でむやみに株を始めても、大きな失敗をしたら取り返しがつかなくなる。老後のための蓄えが吹っ飛んでしまうかもしれない。
そんなことを言われたら何だかネガティブな気分になった......という"アラフィフ(50歳前後)"の人もいるかもしれない。だが、経験のない人からすれば株式投資は未知の世界で、しかもリスクがあるのだから当然だろう。それに、株で大儲けできるのは、ほんの一握りだとも言われる。
それでも、株で着実に資産形成していくことは十分に可能だ。株を始めることで新たな世界も見えてくる。何より、50年の人生経験が投資に役立つことも少なくないのだ。
今50歳の人は学生時代にバブルを迎え、社会人になってからはバブル崩壊、相次ぐ金融機関の破綻と再編、アナログ社会からIT社会への変貌、リーマンショック、消費税の引き上げ、少子化・超高齢社会で現役世代の社会保障負担の増加......など、経済分野だけでも激動の30年を経験してきた。
もはや忘れているかもしれないが、大なり小なり人生の節目では、何度か大事な決断を迫られることもあったのではないだろうか。その決断は、良い方向に向かうこともあれば裏目に出たこともあっただろう。
株式投資も同じだ。買った株が短期間で大きく値上がりすることもあれば、その逆もある。そのときどうするかの選択肢は3つ――売るか、買い増しするか、しばらく様子を見るか。そのとき、激動の30年を経験している50代ならば、20代や30代とは違った判断ができるはずなのだ。