最新記事

リーダーシップ

エディー・ジョーンズに学ぶ「気配り」のリーダーシップ

2018年1月22日(月)17時25分
ニューズウィーク日本版ウェブ編集部

leaderfollowerbook180122-2.jpg

企業でトレーニングを行うチームボックス代表取締役の中竹氏(撮影:キッチンミノル)

"I don't know." と言える

「選手に教える」よりも「自分が教わる」という意識が先に立つ。

これは、優れたコーチに共通する最も重要な資質である。

単に謙虚であるとか、姿勢だけのレベルではない。

毎日のトレーニングや試合の後に、自身のコーチングや指導について選手からフィードバックを受ける場を設けたり、個別にヒアリングをしたりと、行動レベルで実践している。

コーチが自ら頭を下げ、「教えてほしい」といって学ぼうとする気概は、選手にもストレートに伝わる。「プライドを捨ててまで学ぼうとしている。それほど成果を出すことに本気なのだ」と。

選手の意見を何も聞かずに君臨するコーチよりも、かえって迫力を感じるのではないだろうか。

学ぶことに貪欲であれば、"I don't know." も素直に言える。コーチから「分からないので教えてくれ」と言われた選手は、「教える」という経験を通じて組織に貢献することになる。チームづくりのステージに立っている、という実感が、結束や連帯感を強めることにもなる。

筋書きを巧みに描きながら "I don't know." を言えるかどうかが、成果に結びつく。


『【新版】リーダーシップからフォロワーシップへ
 ――カリスマリーダー不要の組織づくりとは』
 中竹竜二 著
 CCCメディアハウス

【お知らせ】ニューズウィーク日本版メルマガのご登録を!
気になる北朝鮮問題の動向から英国ロイヤルファミリーの話題まで、世界の動きを
ウイークデーの朝にお届けします。
ご登録(無料)はこちらから=>>

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

インテルとTSMC、合弁事業設立で暫定合意=報道

ビジネス

NY外為市場=ドル対円・ユーロで6カ月ぶり安値、ト

ビジネス

米国株式市場=ダウ1679ドル安・ナスダック約6%

ビジネス

FRB、政策変更前に指標見極め 不確実性高い=クッ
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:引きこもるアメリカ
特集:引きこもるアメリカ
2025年4月 8日号(4/ 1発売)

トランプ外交で見捨てられ、ロシアの攻撃リスクにさらされるヨーロッパは日本にとって他人事なのか?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「最後の1杯」は何時までならOKか?...コーヒーと睡眠の「正しい関係」【最新研究】
  • 2
    アメリカで「最古の銃」発見...いったい誰が何のために持ち込んだ?
  • 3
    【クイズ】日本の輸出品で2番目に多いものは何?
  • 4
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる…
  • 5
    得意げに発表した相互関税はトランプのオウンゴール…
  • 6
    「ネイティブ並み」は目指す必要なし? グローバル…
  • 7
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い…
  • 8
    あまりにも似てる...『インディ・ジョーンズ』の舞台…
  • 9
    8日の予定が286日間に...「長すぎた宇宙旅行」から2…
  • 10
    アメリカから言論の自由が消える...トランプ「思想狩…
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?
  • 2
    自らの醜悪さを晒すだけ...ジブリ風AIイラストに「大はしゃぎ」する人に共通する点とは?
  • 3
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる唯一の方法
  • 4
    ロシア空軍基地へのドローン攻撃で、ウクライナが「…
  • 5
    ガムから有害物質が体内に取り込まれている...研究者…
  • 6
    8日の予定が286日間に...「長すぎた宇宙旅行」から2…
  • 7
    磯遊びでは「注意が必要」...6歳の少年が「思わぬ生…
  • 8
    あまりにも似てる...『インディ・ジョーンズ』の舞台…
  • 9
    突然の痛風、原因は「贅沢」とは無縁の生活だった...…
  • 10
    なぜ「猛毒の魚」を大量に...アメリカ先住民がトゲの…
  • 1
    中国戦闘機が「ほぼ垂直に墜落」する衝撃の瞬間...大爆発する機体の「背後」に映っていたのは?
  • 2
    「さようなら、テスラ...」オーナーが次々に「売り飛ばす」理由とは?
  • 3
    「一夜にして死の川に」 ザンビアで、中国所有の鉱山ダムから有毒の水が流出...惨状伝える映像
  • 4
    テスラ失墜...再販価値暴落、下取り拒否...もはやス…
  • 5
    「今まで食べた中で1番おいしいステーキ...」ドジャ…
  • 6
    市販薬が一部の「がんの転移」を防ぐ可能性【最新研…
  • 7
    テスラ販売急減の衝撃...国別に見た「最も苦戦してい…
  • 8
    「テスラ時代」の崩壊...欧州でシェア壊滅、アジアで…
  • 9
    テスラの没落が止まらない...株価は暴落、業績も行き…
  • 10
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中