コメ譲歩に慎重論、自動車関税は不透明...日米2回目の交渉へ

4月28日、近く米国と2回目の関税交渉を開く日本は、農産品の輸入拡大を手札の1つとして検討する一方、最重視する自動車関税の減免が見通せない中で、主食のコメについてはカードを切るべきではないとの慎重論が政府・与党内で強まっている。 写真は16日、ホワイトハウスの大統領執務室で赤沢亮正経済再生相と会談するトランプ米大統領。提供写真(2025年 ロイター)
近く米国と2回目の関税交渉を開く日本は、農産品の輸入拡大を手札の1つとして検討する一方、最重視する自動車関税の減免が見通せない中で、主食のコメについてはカードを切るべきではないとの慎重論が政府・与党内で強まっている。成果を急ぐトランプ米大統領は日本との合意が「近い」としているが、実質的な中身を伴わない可能性もある。
中国製の土産物
4月上旬に米ワシントンで1回目の協議に臨んだ赤沢亮正経済再生相は、金色の貯金箱を土産物として持参した。トランプ大統領に渡した大阪・関西万博の公式キャラクター「ミャクミャク」の形をした貯金箱が、中国製だったことはこれまで注目されてこなかった。
日本をはじめ多くの国を混乱の渦に巻き込んだ「トランプ関税」の主要な狙いは供給網を組み換え、中国を締め出すこと。日本の土産物は、期せずしてその難しさを浮き彫りにした。
最大の貿易相手国の中国をターゲットにする米国にとって、最も緊密な同盟国の日本との交渉は、トランプ大統領のやり方の成否を測る重要な試金石とみられている。しかし、交渉が難航しそうな兆候はすでに表れている。
赤沢氏は2回目の交渉のため、30日から再び訪米する。石破茂首相に近い政府関係者は、米国の優先事項をまだ見極めていると話す一方、農産物の輸入拡大や自動車の輸入障壁引き下げを要求してくるとみていると説明する。トランプ大統領はコメの輸入に対する日本の関税に不満を表明しており、供給不足で価格が高騰するコメの輸入を米国から増やす案は日本側にとって応じやすいとみられている。
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